DegoReco

でごのつづるレコメンド。レコード。おすすめと、記録。

【週報】1/22-1/28/明朝に目がさめて、よふかしのうたを読んだ

今週は出張があったり、師走の忙しさの追い込みがかかった週だった。きっつー。やるべきことの総量が多すぎる。

出張といえば新幹線。新幹線といえば読書。ということで読書が捗った。嬉しいな。

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テレビ

ソーイング・ビー

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いよいよ準決勝が始まった。マン・イー、ブローガン、デブラ、アニー。もうこの四人は誰が残ってもおかしくない。課題と相性次第だな…!という局面。今回のお題は日本。マジかよ。着物風ワンピース、刺し子の課題に苦戦するデブラ。デブラにしては珍しい…!本当に課題との相性だ。こんな課題今までなかったよなぁと思いつつ、「型紙を読み解いて作り上げる力」「テーマをもとにアレンジする力」と抽象化すると、まぁやってることは同じかな…とも思う。それにしても安定感のあったデブラがここまで苦戦するとは…。

魔改造の夜

www.nhk.jp

元々は「おもちゃや家電のリミッターを外した魔改造」として、トコトコ歩くワンちゃんを走らせたり、トースターのパン飛び出しをどこまで飛ばすか…という課題が、最近は少しコンセプトが変わってきている気がする。トイレのアヒルちゃんをなぜ宙返りさせるのか。

いやまぁ、前からも太鼓を叩くくまちゃんに瓦を割らせていた回でも「それは魔改造と言うかアタッチメントじゃね?」と思うことはあったので、最近に限った話ではないのだけれど。「魔改造」よりも「想像もしないトンデモ競技にエンジニアがどう挑むのか」に焦点を移しているのかもしれないなぁ。

与えられた課題に対して、各チームが異なるアプローチを考え形にして、本番に挑む。そのドラマとお互いのリスペクトという根底にあるエンターテインメントは変わらない気がしている。持ち前の機能のリミッターを外す"魔改造"というテーマはそのままであってほしいとも思うのだけれど。

読了:オオルリ流星群/伊与原 新

オオルリ流星群 (角川書店単行本)

見えない星が、人生の幸せを教えてくれる。
「あのときのメンツ、今みんなこっちにいるみたいだぜ」「まさか、スイ子か? なんでまた?」スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に、彗子の計画に力を貸すことに。高校最後の夏、協力して巨大なタペストリーを制作した日々に思いを馳せるが、天文台作りをきっかけに、あの夏に起きたことの真実が明らかになっていく。それは決して、美しいだけの時間ではなかった。そして久志たちは、屈託多き「いま」を自らの手で変えることができるのか。行き詰まった人生の中で隠された幸せに気付かせてくれる、静かな感動の物語。

amazonのあらすじより

先日初めて読んだ伊予原さん、他の作品も読んでみたいと思って手に取った。『宙わたる教室』とも通じるのは、実際に成し遂げられた科学的な快挙。そこに、「夢中になった人たちの輝き」かもなぁと思う。大人になってからの青春、never too late的な信念をかけあわせてドラマを書き上げていること。

学生時代の中にある輝いた思い出。あのような経験は、大人になってから過ごす日々の中でも味わうことができるのだと。羨ましくもなる。好奇心のスイッチをカチリと入れてもらえるような作品。大人ならではの葛藤や家族間の悩ましさみたいなのもでてきて、その解決はちょっと都合が良いが、都合がよくたってまぁいいね。そこにリアルのドロドロさを求めることが主軸の作品ではないかな。

読了:成瀬は信じた道をいく/宮島未奈

成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。
「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生……。
個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?
面白さ、ますますパワーアップの全5篇!

amazonのあらすじより

滋賀はじめ関西で盛り上がってるのかと思っていたら東京でも盛り上がっていた。森見登美彦氏ともトークイベントをやっていたり、すごいぞ宮島さん。いいぞ成瀬。天下を取りに行ってくれ。

dego98.hatenablog.com

本作は感想記事も書きたいな。週報では読んだぞ!ということを記録しておく。今作も大変よかった。前作は成瀬、そしてゼゼカラの躍進序章。今作は成瀬の本領発揮。どんどん活動の幅を広げていく成瀬。フレンドマートのアルバイトとして、びわ観光大使として、そして…おいおい最終章最高かよ。そこに繋がるのかよ。ひっくり返ったわ。見事だなあ!と膝を叩いた。

読書中:シャーロック・ホームズの凱旋/森見登美彦

シャーロック・ホームズの凱旋

まだ読み終えていないので詳細は読了後に。それにしても「京都警視庁」を"スコットランドヤード"と読ませる作品は後にも先にも本作以外ないだろう。

大逆転裁判でホームズの世界に触れていたので、ちょくちょくニヤっとしてしまう。レストレード警部…!

大逆転裁判を遊んでいるときも、もともとシャーロック・ホームズについてはほんのりとした知識しかないので、わかる元ネタわからない元ネタがはっきりわかれていた。聞いたことある作品名だけど詳細は知らないなぁ…といった感じ。

まだ一章を読み終えたところ。これから何が起こるのか楽しみ。

よふかしのうた/コトヤマ

よふかしのうた コミック 1-18巻セット

不眠が続く中2・夜守コウは、初めて一人外に出た夜、美しい吸血鬼・七草ナズナと出会う。

「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」

彼女との二人きりの夜ふかしが
コウの運命を大きく変えていく__

「これは、僕が、七草ナズナに恋をするための物語だ」

眠れない夜を過ごす全ての人へ贈る__
真夜中のボーイ・ミーツ・ガール!

連載開始から超絶大反響!!
ふたり たのし よふかし ラブストーリー開幕!!

amazonのあらすじより

アニメ1話は見ていたのだけど、なんだかハレンチ!ハレンチメインのあれか?と思ってしまいました。お色気作品かな?と。ただ、敬愛する手羽先さんが絶賛しており、これは読んでみないとなァ!とサンデーうぇぶりで読み始めました。ちょうど4巻分無料で読ませていただけたので。気がついたらKindleで全巻買ってたんですけど。こわ。

お色気は確かにあるのだけれど、それは主題ではない。読み始めてみると異常にテンポがいいし、やり取りの節々に挟まれるギャグやツッコミ、飄々とした返しの切れ味、そしてマジメパートの差し込み方が癖になる。ナズナちゃんめっちゃかわええな。

何より絵…漫画がうめええ~~~と唸らされる。構図もテンポも描き込みもぐいぐいくる。作品の世界にぐいぐい引きずり込まれてしまう。しまいにはアクションも激アツになっちゃうって無敵かよ~おいよいよい。サンデーでいいのか?と思うくらいには下ネタもちょいちょいあるし、登場人物達それぞれキャラが立ちまくってる上に様々な"ヘキ"を刺激するので情緒が大変になりそう。ナズナちゃんも好きだし、ススキっぴのキャラも好きすぎる。連載はちょうど完結したところなのかな。単行本はあと2巻くらいかしら。みんなのことを好きになったばかりなのにもう終わりが近づいている。寂しい。

2月13日までは4巻まで無料で読めるそうですので、ぜひ。

ゲーム

NUTS

www.youtube.com

セール期間中に買っていて置いてたNUTSを遊んだ。すっごい独特タッチのグラフィック、定点カメラで行動を追っていくゲームシステム、リスの生態を追う中で発覚していく事実、背後で動いている計画…。

とても良くできたゲーム構成だと思いました。「定点カメラをしかけて、リスの動きを置い、すみかを突き止める」というゲーム性は一見おもしろいけれど何度も繰り返すのは飽きてくる。その点、ステージが変わるたびにそのゲーム性に一捻り加えてくるのがうまい。同じことはやらせないぞ、と。

淡々と進むと思いきや突如ドラマチックでスリリングな展開が待ち構えており、BGMの演出の不安や焦燥感を掻き立ててくる。

…うーん、ただすっきりするタイプのゲームではなかった。想像の余地を多く残すタイプ。あのエンディングはなんだったのか、最後の展開は何を意味していたのか。考察の余地が多く残るゲームでした。ボリュームは5時間くらい?そんなにやってないかな。うーん、定価だと少し高いと感じてしまうような。

 

アニメは毎回書くと大変なので今回は休憩。姫様は好きな回だったので嬉しい。ダンジョン飯は前回の不安が一応払拭された。毎回作画監督って変わるんだねえ。アニメ制作現場は大変だなぁ。