「今年はまだ〇〇に行けてないねぇ」と嘆いているうちに4月になってしまった。さようなら2020年度、あっという間だったような、昨春が遠い昔のような、なんともフワフワしているうちにまた春が来た。とりわけ3月は瞬く間に過ぎました。何をしていたかと言えばウマ娘なんですけど。
この記事は「競馬少し知ってるくらいだった筆者が、ウマ娘でより競馬に興味を持つようになり、勧められたマキバオーを読んだ結果めちゃくちゃ感動した」ことを書いてます。今だいたい内容を書ききりました。
特にこの2点がおすすめポイントです。
- ウマ娘で知った競走馬の名前やレースがたくさん出てくるぞ!
- デビューしてからのレースの歩み方、戦略、ライバルたちとのドラマなどなど全部あるぞ!トレーナーになったあなたなら「わかる」内容が盛りだくさん!
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はじめに~でごさんと競馬~
まず、競馬に対する私の立ち位置に触れておきます。ざっくり言えば「ミーハー的な部分はところどころ知ってるけど、詳しいわけではない」といったところです。
- 小さいころに祖父に連れられ京都競馬場にお馬さんを見に行くことがあった
- 実家にはオグリキャップの大きなぬいぐるみがあったのでオグリキャップは脳裏に刻まれている
- 家でもGIレースはちょっとしたエンタメとして楽しんでいた(ディープがすごいんだなぁとか、キタサンすごいなぁとか)
ちょっとした転機は、大人になって競馬ファンの友人と京都競馬場に行ったことでしょうか。ここで競走馬同士が持つ因縁、ドラマといったものの片鱗に触れた気がします。2012年秋華賞。牝馬三冠を目指すジェンティルドンナと、過去3回2着に敗れているヴィルシーナの戦い。
友人の語りの上手さもあったけれど、競馬にはその過去のレースの因縁もあれば、親世代から続くようなドラマもある。こりゃあ奥が深いと思い知ったのでした……。
~でごさんの競馬に関するエピソードここまで~
(ジェンティルドンナとヴィルシーナを生で見てたよと言いたかっただけです)
アニメウマ娘を見る
アプリのウマ娘が話題になったころ、一つの記事に出会います。
元々愛読していたブログでしたが、これが私に刺さるわけです。
『知る人ぞ知る要素が反映されてるこだわり要素』にめちゃくちゃ弱いんですよ。三國無双の定軍山の戦いを魏サイドでやると黄忠が鬼のように強いとか、野球ゲームでイチローが打席に立つとイチローコールの応援になるとか。スマブラでの桜井さんのこだわった設定反映っぷりとか。知らなかったらそこで知ることができるし、知ってる人からすれば「こんな形で反映されてるんだな」とニヤっとできるような反映の仕方に滅法弱い。
滅法弱いし、嬉々として解説してくれる人の話を聞くのも大好きなんですよね。その点でこの記事は素晴らしさがてんこ盛りでした。(のちに書かれたこの記事もおすすめ⇒「競馬ゲー」としてのウマ娘の良さについて語りたい - 当たり判定ゼロ)
ここでさきほどの秋華賞エピソードを思い出すわけです。そもそも競馬のドラマ的なおもしろさを味わったことがある私、こんなエピソードを大量に浴びて興味を持たないわけがないのです。
ということでアニメのウマ娘を視聴します。アプリではなくアニメなのは、ソシャゲが続く自信がなかったのと(オクトラのアプリも続かなかった)、一度受け身で味わってみようと思ったからでした。
まずオープニング映像だけでぶっ刺さりでしたよね……。 実際のレースのエピソードを盛り込んでるのはもちろん、実際は同じ世代を走ってないウマ同士の競演もあるけれど、血統上縁のあるウマ娘たちは少し特殊な関係性になっていたり、まさにわかる人が見たらわかる感じに……(元ネタ解説のブログやツイートなどを見に行くのがとても楽しいですありがとうございます)。
マキバオーを読む
……といった話を先の競馬ファンの友人にしたところ、やっぱ全部通じるんですよね。すごい。そんな友人がぜひにと『みどりのマキバオー』を貸してくれました。商品写真は文庫版だけど、借りたのは普通の単行本。裏のJCがジャパンカップと訂正されているのが愛らしい。
まさにウマ娘で描かれている時代の話
マキバオー連載当時、作品のことは知っていながらもちゃんと読んだことがなかったので、とても新鮮な気持ちで読み始めました。いきなりオグリキャップやメジロマックイーンの名前が出てくるのでひっくり返ってしまった。まさにこの時代に書かれた漫画なんやな!!ウマ娘で興味持ったような方々はぜひ読んでみてください。知ってる名前めちゃくちゃ出てくるから。コミックス折り返しの筆者コメントでは自身をマルゼンスキーをもじったマルゼニスキーと自称してるし……。
デビュー後のレースの流れが勉強になる
アプリで育成している方はもうお馴染みでしょうけど、デビューしてから歩んでいくレースの路線、重賞の立ち位置など、マキバオーのデビューと共に追体験することができます。
「GIレース」は知っていても出走条件はあんま知らないとか、三冠三冠と言いつつ「何をもって三冠」なのかとか、実は三冠って一生に一回しか狙えないんだとか、知らない人も多いのではないでしょうか。
レース自体のアレには詳しく無いので、「へえー」って言いながら遊んでるとこある。出走条件よくわかってなかったな pic.twitter.com/jB87XvXAjr
— でご (@dego98) 2021年3月15日
マキバオーが書かれた時代では馬齢の数え方が違いますが(2000年までは生まれた年を1歳として、翌1月に年を重ねていたようです。今は生まれは0歳)3歳だけが出られるレース、4歳以降から出られるレースなどの区分も改めて知ることができます。
ドラマはそのレースだけにとどまらない
「過去の対戦で負けた馬が今度は勝つ」
「三冠達成なるか、あるいは阻止なるか」
「短距離を制した馬が中距離に挑む」
「差しを得意とする馬が今回なんと逃げに出た!!」
実際の競馬も、そのレース単独ではなく、過去のレースや血統などでドラマがわんさかありますが、マキバオーにもたっぷりあります。カスケードだけが絶対のライバルなのかな?と思ったら他の馬もめちゃくちゃカッコイイし激熱のレースを繰り広げてくれて、推しがめちゃくちゃ増えました。ワクチンかっこいいよワクチン……。菊花賞の名実況には泣いたし、有馬記念ラストの叫びは思わず鳥肌がたちました。マジでマキバオーおもしろいやんけ……。ワールドカップ編はちょっとよくわかりませんが……。
そして アプリのウマ娘へ
マキバオー読みながらアプリ版ウマ娘も遊ぶようになってました。まんまとかよ。この記事を書いている時点でお迎えしているのはこのウマ娘たちで、全員ファイナルズ優勝まではいけました。今は中距離差しウマ娘に味をしめてしまってる時期です……。アプリ版も無事に(?)ハマっているので、それはそれで記事を書こうと思います。
はやくスペちゃんやテイオー、マックイーンでも遊びたい……。
お嬢いろいろ出してくれた… pic.twitter.com/nT7XoqtQdw
— でご (@dego98) 2021年3月26日
やたら位置取り系スキル因子があってスピード3と根性2継承してるヘイローさんが代表です。フォローお気軽に。