ソファで寝転びながら、エアロバイクを漕ぎながら、米澤穂信『可燃物』を読んだ。著者の以下ツイートを見ていたので、真っ当な、フェアなミステリなんだろうな!と思って読み、特に謎を解こうと言う読み方をしたわけではないが、真相が明らかになる際には「確かにそこに書いてあったわ!!!!」と膝を打った。5話のうち1話は「ここ違和感あるな」と気づけたので、実質1勝。
ミステリには、真相に「まさか」「思いもしなかった」と思うものと、「そうか」「わかってもよかった」と思うものとがあります。『可燃物』は後者を目指した、捜査と推理が主体のミステリです。真相を見抜いたら、どうぞ誇ってください。でなかったら…「しまった、そうか!」と思って頂けますように! pic.twitter.com/vttPVw2z4C
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2023年7月24日
短編五篇なのであっという間に読むことができた。日常の謎、少しの違和感にHowやWhyの謎を仕込んでいる。特にwhy部分については人間関係の中にあるすれ違いや僅かな悪、隠したい本音などなど…まさに米澤ミステリという感じだった。
一方で『豚帝』でトンペラー、『鶏王』でチッキングという店名を登場させるセンスもまさによねぽ…。(こういうときはよねぽと読んでしまう)。葛刑事はカフェオレと菓子パンを食事としてしまいすぎである。もっと栄養を取ってくれ。本作のイベントが開かれるとすれば菓子パンカフェオレが提供されるのだろうなと思う。実際ネタバレトークイベントがあったらしいけど、どうだったのだろう。
数日前から遊んでいるゲーム『違う冬のぼくら』が終盤に差し掛かっている気がするのだけれど、switch版に存在する現在進行不能なエラーにぶち当たってしまった。修正データの配信が8/21だそうなので、お預けをくらっている。久しぶりに夫婦で協力して遊んだゲームなので、クリア後に記事を書く予定だ。早く書きたい。
【『違う冬のぼくら』Nintendo Switch版をお買い上げの皆様へ】
— 講談社ゲームクリエイターズラボ (@kodanshaGCL) 2023年8月16日
この度は不具合でご不便をおかけしており申し訳ございません。改修作業は既に完了しており、反映は最短で8/21(月)の見通しです。反映され次第、本アカウントでお知らせします。恐れ入りますが今しばらくお待ち頂けますと幸いです。詳細↓
夜。ふと思い立って久しぶりに羊毛フェルトをちくちくする。あひるのペックルを作ろうと思ったが、眉毛は太いし頭部のもちょもちょの再現が難しかった。無心にチクチクしながら、何か形ができあがってくる時間が好きだ。なんとなーくのことはできる。なんとなーくの形から、もうワンランク品質を上げるためにはもっと勉強と場数が必要だなぁとも思う。
久しぶりに刺したけど眉毛細く刺すのできんかった pic.twitter.com/7mtMDJJtcR
— でご (@dego98) 2023年8月20日
唐突に、「何かを作る側になりたい」と思うことがある。実際ブログでもそれはできている気がするのだけど。こう、形あるものというか。オリジナルグッズ的なものが作りたくなる。版権モノだけではなく、概念的な作品とか(概念的な…作品…?)一般的な動物とかを作ってみるのも良いなぁ。