天穂のサクナヒメを買いました。ゼルダ無双発売1週間前ということで非常に悩んだところではあるのだけれど、PVを見ていたらなんだかいつの間にかね…。
スイッチ版のPVをあげていますが、実際に購入したのはPS4版。ゼルダ無双を買うので、「ソフトの切り替えじゃなくて、ハードを切り替えて遊ぼう」という思想です。来週からのでご家は厄災か収穫祭か、である。
あと、大好きなゲームさんぽで取り上げられていたのも大きい。こんなおもしろそうなゲームがあるかよ…。本記事ではゲーム序盤の感想を書いていきます。
その後ゴリゴリに記事を書きました。他のプレイ日記はこちらから
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何もかもが手探りで、何もかもが手作業で。
発売後、何かしら米作り要素が話題になっていますが、「どういうゲームなの…」という方も多いでしょう。いろいろあって神の都を追放され、鬼がはびこる島の調査をすることになります。なんにもないので、島での生活自体も作っていく。
何事も食事が大切である。そのことに気づかせてくれるゲームですね。田んぼの手入れをして、冒険に出て、帰ってきたらご飯を食べる。何かしらしないと食事が貧相になる。序盤はけっこうカツカツです。ひ、ひもじい…。
何かをしてると時間が刻々と過ぎていきます。冒険ばっかりしているわけにもいかず、大して収穫がないまま帰ってきてひもじいご飯を食べることもしばしば。ひもじいと翌日のステータスにも響くという…。そんな中でも稲は育っていく。雑草を抜いたり、肥料を与えたり。稲が実れば、食事も豊かになる。食の根幹を支える米…なんと大事なのだろう…。
季節の移り変わりは結構早いですね。春夏秋冬それぞれ3日程度。米ができても、冬を越せるくらいの量にはならない…という序盤の切なさ。ぐおお。良質なお米をたくさん作れるようになりたい!
先にあげたゲームさんぽの動画では、米作りの工程がこれでもかと丁寧に描かれている様が取り上げられています。素人のわたしとしては「へぇー」と驚きの発見ばかり。そして何もかもが手探りです。いろいろアドバイスはもらえるけど、実際に見極めるのは自分。水はどのくらい…?中干しだから一度水を抜くって?「いや~抜くといっても抜ききったらダメなんじゃない?」と思ったら収穫後に中干しが足りなかったというパラメータを見て「ああ~~~」となる。
そう、1年の終わりに「今年の気候とか水の具合、各工程の影響」を振り返ることができます。最初は手探り。冒険が進むにつれて、使える道具が増えたり、技が増えたりするんだろうなぁ。今はそれが本当に楽しみです。米作りの工程も、最初から全部やるわけじゃないんですよね。(種籾選別や育苗はまだやってない…)
手作業工程を経ることで、「何のために」今の便利な道具や機械があるのだろうか…がわかるのも良いですね。
2年目からは本格的な情報がゴロゴロと。気温水温天気水量肥料アレコレ……よ…要素が多い……!!
正直このあたりは、「ゲームとしての」攻略を見るのはおもしろくないけど、米作りという点での教材はゴロゴロと転がっている。丁寧に作られた米パートだから、米作りの教材が参考になる…って、すごくいいね…。
あの…某お米づくりゲームをなさっている皆さん…よかったら弊会の解説冊子「田んぼを作って稲づくりを体験しよう」を参考になさってください…!私もまだそのゲームをできていないのでどこまでお役に立つかはわからないのですが…https://t.co/yP6ERkPsxq pic.twitter.com/ezeLwMx46M
— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) 2020年11月12日
冒険パートもばっちりおもしろい
これぞインディーゲームの横スクアクション!みたいな感じですよね。羽衣を伸ばすアクション、弱攻撃と強攻撃の組み合わせと、セットする農具や武技によって生み出されるプレイヤーそれぞれの戦い方。農具で攻撃するだけでなく、羽衣で掴んで投げるとか、石をぶつけるとか、敵をふっとばしてそれにぶつけるとか…。アクションが豊富!ポチポチ押してるだけでもそれっぽいアクションができるのも爽快です。羽衣は少し慣れが必要かもしれないけど、うまくキマると超気持ちいいです。エフェクトもいいですね。
米が成長したり、米を食ってサクナが成長したりすると新たなスキルを覚える…というのがいい。食事は何より大切なのですよ。
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献立を考えたり、腐る前に食材を加工したり…
米づくりばかり注目されているけど、食事も重要なこのゲーム。食材の保存期間なども細かく設定されており、使わずにいると腐ったりもする。シビアすぎる…!(腐ったら腐ったで肥料に使える。腐った食材を肥料に使うと防虫パラメータ下がるのおもしろい…)
献立に何を使うのか、使わずに加工するのか、消費期限とにらめっこしながら献立を考えるのもプレイヤー次第。たたた、大変だ…。
食材数管理が難しい。献立セットしたあと加工品を作るとき、「この食材は献立に使われてるよー!!」ってアラートは出してほしかったなぁ。うっかり加工品で塩を使いきったらセットした献立から一品消えたりした…
料理にも「旬」という要素があるのも嬉しいですね。七草粥とかあるよ!
癒やしのキャラクターと風景と、できることが増えていく楽しさと
怠惰の限りを尽くしていたサクナヒメのわがままっぷりと、「まぁやらんもんはやらんとあかんのよなぁ…」と渋々ながらちゃんとやっていく感じがかわいいし、他のメンバーもそれぞれ個性が溢れていて、これからどんな成長を見せていくのか、関係性がどうかわっていくのかが楽しみです。
カエルが歌う夜、セミが鳴く夏の日、しんしんと雪の降る冬…。冒険パートにも季節の移り変わりがあって、なんか何年か遊んでいると「そろそろ稲刈りだなぁ」とか思いながら戦闘での素材集めとかを考えていくようになるんだろうな…。冬を迎える前に保存食をたくさん作ったり…いや、冬の間にたくさん保存食を作ったり…?(田んぼイベント時は狩のタイミング逃すことがある)
「生きていく」のって大変だなー。食事って大切で大変だ。そういったことを楽しみながら感じることができますね。開始数時間で超のめり込んでいます。やればやるほどこだわりが見つかるし、やればやるほどできることが増えていく。大変な生活が、自分たちのがんばりで快適になっていく。戦闘も楽しくなっていく。これはええ成長ゲームやで…。
ほかにも、それこそゲームだとしてもやりたくない大変な工程も入っています(笑)。
例えば「籾摺り(もみすり)」などがそうですね。杵(きね)と臼(うす)で精米し白米を作るのは、大変根気の必要な作業です。正直、昔の農家さんは相当しんどかったはずだと思います。
時代が進むにつれて道具が発展していき、使う人力は減っていきました。でもこの昔の労力をぜひ再現したいと思い、「籾摺り」はゲーム中でもあえて大変な工程に設定しています。
↑籾摺りめっちゃ大変だった…白米って大変…。
田植え大変だなーと思いつつ、そういうのを楽しくするために唄を歌っていた、という文化はなるほどなと思う。田植えイベントはずっと見ていられたなぁ。
永遠に見ていられる田植えの唄 #天穂のサクナヒメ pic.twitter.com/HxCUgUgoMY
— でご (@dego98) 2020年11月12日
ということで、まだ発売初日。これからもっともっと楽しくなるであろう生活と冒険を味わい尽くしていこうと思います。