行ってきました。京セラドーム公演初日。
今回は二人だけのドームツアー。「弾き語り」とはいうものの、私は知っています。彼らは二人だけなのにエネルギッシュに盛り上げ、響かせるハーモニーでしっとりさせ、時に踊り、時に拳を突き上げる。そんなライブを作り上げます。
一応公演のセットリスト載せますので、残り福岡ドーム公演参加前の方はご注意を!
スポンサーリンク
オープニング映像〜SEIMEI(インスト)からのゆず登場。
1.青
これが一曲目に来るとは思っていなかったので驚きました。
ガーッ!と一曲目からテンションをあげていく。いきなり熱くなりました。
2.ドームボンバイエ
「ドームといえば」この歌。初めて二人だけで東京ドーム公演をしたビッグエッグショーはもはや伝説ですが(地上波で放送したのを見たのが、「ライブのゆず」の最初の思い出。)あの時と比べて、なんか曲として完成している気がしました(笑)
ふたりのビッグ(エッグ)ショー?2時間53分TOKYO DOME完全ノーカット版? [DVD]
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2001/12/26
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
3.贈る詩
みんな一緒に歌えていいよね!という感じ。青でテンションあげて、ボンバイエで挨拶して、贈る詩で「4万人との弾き語り」ステージを作り上げる展開。ドーム半分ずつ「ゆ」「ず」チームに別れての大合唱楽しかったです。
4.飛べない鳥
これをライブで聞くのは本当に贅沢な時間だと思います。岩沢パートがほとんどの、今となっては割と珍しい歌。
このイントロが流れた瞬間「わぁ…!」となるのすごいわかる。近くのお姉さんが思わずタオルで目元を覆っていたのが印象的でした。
話は逸れますが、こういった「その人の中の思い出の曲」だとか「ゆずの歌にまつわるエピソード」みたいなんが、このライブに来た4万人それぞれあるんだよなぁとしみじみ思ってしまいました。こう、モニターに映る老若男女(比喩ではなく、ほんとちっちゃい子、学生さん〜若者〜お父さんお母さん〜おじいちゃんおばあちゃんまで)来て歌っている光景を見るとなんか感動しちゃいました。すげえなあ。すげえところに来てるなぁ。ニッコニコだなぁ。
5.心のままに 6.くず星
今回の日替わりコーナー。
路上ライブから始まり、デビューをし、目まぐるしく環境が変わっていった時期の曲という紹介で「心のままに」。いろいろな思いを吐き出しながら歌っている感じがする時期ですよね。アルバム「トビラ」の時期とかもそうだったみたいだし。
その時のことも、一つの糧として、このライブで歌い上げている悠仁はホント穏やかな顔してました。
あとくず星聞けるとは思わんかったわ!!!!(興奮)
7.陽はまた昇る
すっぴんでやるとそれはそれでかっこいいんだよねぇこの歌。
タオル投げるタイミングのレクチャーをする岩沢さんが可愛かったです。
タオル振り回してたら柔軟剤のいい香りがして笑ってしまった。みなさんも気をつけましょうね。
8.嗚呼、青春の日々
「大阪のみんな、腕がパンパンじゃないか?」といいながらこの歌を続けてくるのは結構な鬼だと感じました。この歌も、昔聞いたときと今聞いた時と、年を重ねるに連れて響き方が変わってくるなぁ。
9.マボロシ
ピアノ悠仁現る。
幻想的な雰囲気の中、岩沢さんの高音が響く響く。
10.Hey和
マボロシの後、映像を挟んで、次に登場したのは舞台中央にある大型建造物「ユズドラシル(天地逆転した世界樹的なオブジェ)」の上。30メートルあるオブジェの上にステージがあって何がなんだかである。
真っ暗なドームに、観客に配られたピンクのライトが灯る幻想的な空間の中、Hey和が奏でられました。最後の岩沢さんの歌声が大好物です。
悠仁「…このツアーは期せずして記念すべきものになりました」
でご「おっ。しんみりする話か?」
でご「…あれっ?」
悠仁「…Hey和と令和って似てませんか…」
でご「あっ」
悠仁「Rey和で歌ってもいいですか」
すごい高音の「Rey和」歌いました。歌いましたというか歌えませんでした。高すぎる。
11.うたエール
30メートルの高さからエールを届けてくる平成爽やかフォークデュオ。
モニターに歌詞が出るのはありがたいけど、「(トゥルットゥトゥールルル)」のコーラス出すの笑ってしまう。ドッピオになってしまう。
サビをマイク無しで歌ったところはめっちゃ感動した…。
12.マスカット
30メートル上から、今度はステージも降り、アリーナのサイドをゆずマンたちの山車(?)に乗って登場。今回アリーナのAブロックという、前の方だけど横の方だったので、近くを通る岩沢さんを見ることができました。うひょー。山車が動いていくのを追いながらだから、マスカットの振り付けとかやってる場合じゃなかった。(二人の動きを追いかけるか、モニターを見るか悩むポジション
13.シュビドゥバー 14.3番線
一番ステージから離れた、アリーナ最後方でシュビドゥバーを歌い、アリーナ中央あたりに移動しての3番線。3番線は予想外だったなー!!
15.タッタ
中央からステージに移動しながらのタッタ。
タッタの振り付け、いつの間にか簡略化されている気がする。
なんだかんだでタンバリンを買っていないのですが、今回ガチャでミニタンバリンが手に入ったので振ってました。
ガチャで色違いタンバリン出る夫婦 pic.twitter.com/6iIAge58JQ
— でご (@dego98) June 8, 2019
この中央ステージあたりだけ、音源がBGMで使われていた気がする。
16.岡村ムラムラブギウギ(2019ver)←(令和verだったかな?)
まさかの!!
まさかの!だし、岡村町も変わったな!とめっちゃ笑った。
コンビニは増えるし、ゆずの聖地化したことでみなさんが観光客やテレビ慣れしたって話は納得である。訪れた時快く手作りのガイドマップ配布してくれてたしな…。
17.夏疾風
夏疾風ー!!!!!!!
悠仁が嵐に楽曲提供した、2019ABC甲子園のメインテーマであるところの夏疾風をやってくれました。うおお嬉しい。ところで嵐の歌ってiTunesストアで買えないんですねなんですかCD買うしかないんですか。嵐ファンは黙っててもCD買うから配信に手を出さないんですか…?
18.サヨナラバス
この曲もイントロで「うおおお」となってしまうんですよね。ライブで結構やるんですけど、やっぱ心を掴むイントロというか、聞いたらうわーってなるイントロってあると思います。センチメンタルも近いものがある。
19.夏色
ライブの定番でもあり、公演のたびにいろんな変遷を経ている夏色。「もう一回」が定番になり、もう一回するや否やの小芝居があったり、もう一回のくだりに10分くらいかかったり、プチバズーカを使うようになったり…。
二人だけなのに、いつものライブみたいな盛り上がりができちゃうのは本当にすげえなあと思いました。ほんと語彙がなくなっちゃうんですが、バンドメンバーが居るときのライブと変わんない盛り上がり感が自分の中にはあるんですよね。たぶんこれ、お客さんと一緒に作り上げてるからなんだろなぁ。
20.SEIMEI
このタイミングで演奏されるとがらっと印象が変わるなぁー。
最初に歌詞を見たときは「えらい直球やな」と思ったのですが、言いたいことが結構固まってきたよな、という感じもしていて。
あと悠仁の衣装の素材感が終始気になってしまった。レインコート感あったし、スクエニっぽいサイズ感だった…。
〜アンコール〜
21.栄光の架橋
欲を言えば「みんなで歌おう」じゃなくて、ゆずの歌をしっとり聞きたい気もしているんです。でも、ゆずの中では、いろんな楽曲の中でもとりわけ「みんなの歌」になっているんだと思いました。ゆずが歌い、みんなが歌い、みんなが歌う中で思い出やエピソードと結びついて、多くの人が歌い…ここに帰ってきている。それを確かめるように、一緒に歌うのを楽しんでいるように見えました。
サビは高いな、と思います。(自分の歌の限界を感じる)
22.少年
長いことゆずっこをやっているけど、相変わらず「Z」の人文字の向きに悩んでしまう。
あと「REIWA」を人文字でやるのは無理がある。ゲラゲラ笑った。
23.終わりの歌
締めくくるタイミングとして、本当にいい歌だなぁと思いました。
「路上」を原点としてここまで来た彼ら。ライブ途中の映像で「弾き語りを"過去"にしなかった」とナレーションも入りましたが、まさにそのとおりで、二人でできること、二人ではできないこと、バンドがいるからできること…様々な「引き出し」を増やしてきたけれど、原点として弾き語りがあるからこそ、それを軸にしてきたからこそ、こうやって原点たる弾き語りのライブでも、それぞれの曲が「スケールダウン」せず、「すっぴんだからこそ」の色を出す。初期の歌のような、路上ライブ感のある一曲で締められたライブが終わりました。
ゆずっこになって20年近く。小学生だった私もいつの間にか社会人になり、結婚もしました。あの時聞いた歌も、今聞くと全然違う印象を持つ。まだまだ新しい発見がある。
「昔のゆずの歌のほうがいい」と言う声もあるでしょう。好みの問題だけでなく、確かに昔と今では曲調だったりテーマ?みたいなものも違うように思います。
しかしそれは「変化」というだけではなく「表現できることが増えた」んだと私は認識しています。歌いたいこと、歌えることの引き出しが増えたとも言える。(引き出し引き出し言い過ぎか)
「愛を語れるほど…」と少年では歌いつつ、今や「愛こそ」という楽曲が今あるように。(?)
「届けたい相手」「伝えたい言葉」「アーティストとしての感性」「自分自身のライフステージの変化」…様々な要素が増え、絡み合い、表現できること、したいことが増えている。それが「できる」ようになってきているんだなと思います。
だから、昔の歌を歌っても、それは「過去の歌」ではなく、彼らの持つ歌の一つとしてそこにあるから、色褪せない。なんなら今だから表現できる歌い方に昇華することもある。
このライブを経て、また二人の新しい世界が開けたりするんだろうなぁ。
ゆず 弾き語りドームツアー2019 拍手喝采 6月8日セットリスト
- 青
- ドームボンバイエ
- 飛べない鳥
- 心のままに
- くず星
- 陽はまた昇る
- 嗚呼、青春の日々
- マボロシ
- Hey和
- うたエール
- マスカット
- シュビドゥバー
- 3番線
- タッタ
- 岡村ムラムラブギウギ(2019ver)
- 夏疾風
- サヨナラバス
- 夏色
- SEIMEI
- 栄光の架橋
- 少年
- 終わりの歌