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シオリエクスペリエンス24巻感想 "きみがくれた羽根でずっと輝く星になって きみのとなりで笑うよ"

シオリエクスペリエンス24巻を買いました。

前巻、マジのマジで圧巻のライブを見せつけられて、これどうすんの…?今回どう巻き返すんだろう…?と思って発売を待っていました。——いやあ、いくら新生シオリエクスペリエンスでも…というか新生だからこそ厳しいのでは…と思わずにいられない。前巻の終わりにバンドメンバーが『生きし地に』に飲まれたように、私自身もとっぷりと飲まれていたのでした。それでも、それでも…長田先生や町田先生は、想像の遥か上をブチ抜いてくれる。さあ、何が待っているんだ。シオリエクスペリエンス24巻の幕開けです。*1

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(以下、筆者が読んでいる間の心の声です)

10 minutes

いやーーーーーーーーー……きっつい。きっついよ。ジミはじめレジェンドたちが「ありゃ伝説だ」と認めている。相当なライブだったよ。あの後でどう演れってのよ。空気が完全に『生きし地に』なのよ。ドリヒルちゃんかわいい。そういやブラバスのみんなって今どうしてるんだろ。観にきてはいないんだっけ。

ああ…想像以上にみんなキてる。誰かが空元気で盛り上げるでもなく、みんなが飲まれてるよ…どうすんn

すばりゅんーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

威風堂々

音出しをカッと止める指揮のかっこよさがさぁ!長田先生さぁ!たまらんよ!

あっ!曲名をここで言わないやつ!でも目次が『威風堂々』だったから、こりゃあ最後にタイトル兼曲名がババン!と出る人類が大好きなやつやんか!げっへへ、最高やで!楽しみにしとこ!

それにしても長田先生のコマ割りと描き文字は芸術すぎる。すばるせんせいのシルエットでコマ割りしてるの、支配感がすごいんよ。演奏の描き文字から、時には音圧が。時には音の繊細さが伝わってくる。聞こえる!聞こえる!威風堂々が聞こえる!うわーーみんながステージにあがる!その姿まさに…!まさに…!

ギャーーーーーーーーー!!!!!!!

この演出が来るってわかっててもそれを上回るかっこよさでぶち込んでくるよお!!!威風堂々!!!!!

みんなの音

JACK in!このアウェイ感の中でぶっ刺せるのか?プラグは放出した!この演出はメンバーが変わった今も健在だ。うーーーー、でもこれが刺さるのは、あくまでフラットに見てくれている人やシオエクのファンなのではなかろうか…と不安は残る。

レジェンドたちも、あくまで「結構いいね」くらいの評価に落ち着いてるしなぁ…。あっ!そうか!紫織は新メンバーを初めて見るのか!お父ちゃんや妹から連絡はもらってなかったのね。ジョージ生きててよかったねえ!!昔のジョージを知ってる他のバンドの人たちが喜んでいるのも嬉しい。でもやっぱり、届かんなぁ…。届かんのよ…。この空気でいきなりJACK in!はできんのよ…。と、ここでコスモ…コスモにスポットライトくる!?最高か!?空気を変えれるか!?

学園天国

勝ち負けとかじゃなくて、この場を一緒に楽しむための選曲キター!!!コスモ最高や!!

「Are you ready?」の扉絵の光岡がかわいすぎるんですけど!!!あっちょっと待って、曲中もちょいちょいはっちゃけてる!歌ってる!踊ってる!かわいい!

吹奏楽部のコール&レスポンスアツすぎ!会場の一体感が生まれて、みんなが学生時代に戻っているのがたまらんね。ワチャワチャっと心を掴んだ一曲!

星空

ついにライブ披露だ、ヨダカノホシ。ここから一気に会場の空気感が変わるのがすごい。あんなワチャクチャした画作りした後、今度は一気に「ライブの終わり」「シンとした夜」の空気に変わる。漫画ってすげえなあ。

各メンバー1ページの割り振りやっっっっっっば。このポストカード出してくれませんか???原画展やりませんか??やりませんか????????自分がもし学生だったらこのページ写真撮って待ち受けにしてたわ。(※今はラブリー息子が待ち受けです)

めっちゃ夜の演出すっごい。すっごい。漫画ってすげえなあ(二回目)。

左手の指が、ページを捲る違和感に気づく。「次はカラーページだ。」気づいてブワッときた。ここで?カラーページを入れてくるの????ページを捲る感触ですら楽しませてくれるライブ。空気感にこちらの集中力が研ぎ澄まされているのがわかる。この、贅沢な、カラーの使い方よ————。

そこからの大歓声。光。届いた。すばる先生も拍手してる…。

JUDGE

投票結果については、正直「まぁそうだよな」感がある。まぁなー。そうだよなー…。しょうがないよ。これは。と思ったら閉幕した次のページからめっちゃ不穏でもうだめだった。「伝説」ってなんなんだよ。なんなんだよ。

Crossroad Blues

これはこれで伝説になったとも言えるのか?それは…それはどうしたらいいってばよ???伝説の27クラブの一員になったってこと?おいおいおい。どうしたら乗り越えられるんだよ。

シオリエクスペリエンス、最終章突入。シオエクが出場権を引き継いでウッドストック27に出るのか?全然予想ができない。気がついたらウッドストックが終わっててもおかしくない。予想の遥か上を行くシオリエクスペリエンス。

はぁー…この巻の最後がBack to Blackで終わるの、ちょっとすごすぎるな。もう真っ暗だよ。どうなるんだよ、これから。真っ暗になっちゃったからもう一度光が見たくてヨダカノホシの煌めきを見にいったら、"きみがくれた羽根でずっと輝く星になって きみのとなりで笑うよ"って。TOYOTA……。

Back to Black

Back to Black

 

*1:※……アッ!!前巻の感想記事公開できてないな!!というか21巻からないな!別途書こうかと思ったけど読後すぐのライブ感が肝なのでやめときます…すいません