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【でご大歓喜】ゆず×宮下奈都さんコラボの新曲「明日の君と」発表

ツイッターやブログではちょくちょく話題にしているのでご存知の方もいるかもしれませんが、私ゆずっこなんですよね。

私、小説も読む方で、宮下奈都さんの作品が大好きなんですよね。

デビュー25周年イヤーに伴うアルバム制作を並行して行っていく中で、「通常とは異なるアプローチで楽曲を作り上げたい」というアイディアから、著書「羊と鋼の森」(2015年刊行)が第13回本屋大賞に選出された小説家・宮下奈都氏にコラボレーションを依頼。

楽曲の世界観やテーマ・キーワードを双方で膨らませながら宮下氏が歌詞を書き上げ、その歌詞に北川悠仁がメロディーやサウンドを構築。過去にゆずの楽曲で作詞すべてを他作家に委ねたことはなく、これまでにない初の実験的なコラボレーションによって、新たなラブソングが誕生しました。

新曲『明日の君と』5月18日(水)配信リリース決定!小説家・宮下奈都氏とのコラボレーション楽曲! | ゆずオフィシャルサイト

でご得だーー!!!!!!!!!(ドコドコドコドコドコドコドコドコ)

 

ゆずが初めて作詞を他の作家さんにお任せ!?それが宮下奈都さん!?

 

でご得だーー!!!!!!!!!(ドコドコドコドコドコドコドコドコ)

 

というわけで、ゆずの新曲の作詞を宮下さんが手掛けるというでごがになる案件が発表されました。びっくりした。そんなことがあるのか。

宮下さん作詞といえば、2017年のNコン(NHK全国学校音楽コンクール)小学校の部課題曲「いまだよ」を思い出すわけです。


www.youtube.com

ゆずはゆずで2013年のNコン(NHK全国学校音楽コンクール)中学校の部課題曲「友~旅立ちの時~」を手掛けているんですよね。縁~!!

友 〜旅立ちの時〜(ゆずと合唱バージョン)

友 〜旅立ちの時〜(ゆずと合唱バージョン)

  • ゆず
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

それにしてもリリース記事にあったコメントが良いですねえ。

宮下さん「想像していたよりずっと丁寧に、一緒につくっていく実感を味わえました。歌詞を送ったら、少しずつメロディーに乗せて送り返してくださるのです。(中略)まだ歌詞のないメロディーをゆずが口ずさむと、それだけで心震える歌になってしまうことに感動しました。」

悠仁「最初に頂いた言葉たちは、まるで美しい短編小説のようでした。(中略)
今回一番大切にしたのは「揺れ動く心」です。
儚さであったり危うさであったり、この言葉たちが本来持っている魅力を、最大限メロディーに乗せて表現できたと思います。」

新曲『明日の君と』5月18日(水)配信リリース決定!小説家・宮下奈都氏とのコラボレーション楽曲! | ゆずオフィシャルサイト

まさに宮下さんの紡ぐ言葉ですよ。揺れ動く心を丁寧に丁寧に書かれる宮下さんの歌詞だから出てくる悠仁のコメントにホァァァァ~!!となりました。まだ曲聞いてないのに。本当に楽しみ。

宮下さんについて、こちら少し前のインタビューなのですが、とても好きなので紹介します。

人の心が動き、変わっていく瞬間は、いつでも誰にでも訪れるはずです。それこそが「物語」になり得ると思っているので、その変化の瞬間を書きとめたい一心でいます。
とはいっても、人の心が動く、変わる、そのきっかけを作る外的な要因はそれほど重要ではない気もするんです。それよりも、ある出来事によって心はどう動き、結果、人はどう変わるのか。私にとっては、その内面の変化をきちんと掬い上げられるかが眼目なんですね。 (中略)
そうなんです。「宮下の小説には何も事件が起きない」と言われる(笑)。確かに、できるだけ特別な出来事のない日常を舞台にしていますが、「実は起きている」と言いたい気持ちもあります。内面の変化って、いちばん大きな事件ではないですか?

【B.J.インタビュー】宮下奈都『遠くの声に耳を澄ませて』・普通の人たちの日常におとずれる小さな「気づき」の瞬間【Book Japan】

大好きな文章を書かれる方と、大好きな歌を歌うグループが手を取り作品を生み出されるなんて、こんな幸せなことがあるでしょうか。

今回のツアーチケット取れてなかったけど、この歌もやるのかな…ああ…いいな…。近々の大阪公演でも披露される…?もう完売だな…。いや、収録アルバムがSEESだから、追加公演からやるのか…?追加公演…大阪開催がないな…??

まだ宮下さんとゆずの対面は叶ってないみたいなので、お会いされた暁に出されるであろうコメントやインタビューや動画や記事や企画があることを祈り、とても楽しみにしています。宮下さんの作品を読んだことが無いあなた、今回で言えば歌がテーマとなっている「よろこびの歌」「終わらない歌」をぜひ。ずぇひ!!

よろこびの歌 (実業之日本社文庫)

終わらない歌 (実業之日本社文庫)

単行本の最新作は「ワンさぶ子の怠惰な冒険」です。宮下家の日常を描いたエッセイ。とっても素敵なんです。日常の中には、たくさん素敵がある。

ワンさぶ子の怠惰な冒険

文庫の最新は「緑の庭で寝転んで」。こちらはエッセイも掲載されつつ、小説もいくつか。自作解説もあります。この解説も好きなんだあ。

緑の庭で寝ころんで 完全版 (実業之日本社文庫)

この流れで紹介するなら、「神さまたちの遊ぶ庭」も。時系列的にはこちらが一番最初。北海道に1年間山村留学した宮下家の記録。ああ、今この本を思い出すと、なんだか子どもたちが大きくなったなぁ、と私もしみじみしてしまう。

神さまたちの遊ぶ庭 (光文社文庫)

他にもおすすめの本について書いている記事がありますので、ぜひ。

聞きました。

明日の君と

明日の君と

  • ゆず
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

いやあ、すごい。ゆずの歌だよ。そして「ためらう君の背中を押す さあ もう行って」って宮下さんだなあ!とウヒャーしました。今までのゆずにありそうでなかった曲になっていますね。歌詞に込められた感情、繊細な思いをゆらりゆらり載せている印象があります。

歌詞が短編小説のようだとはたしかにその通り。それに曲と歌が重なるとこうなるんだ!って。ドラマやないか。すごいな。この歌をもとにして小説を書いてほしいと思った。

ドラマの主題歌なので、もしかしたらドラマを見ているとリンクすることもあるのかもしれないな、と思ったりもしつつ…。はあー。よい。