DegoReco

でごのつづるレコメンド。レコード。おすすめと、記録。

家を買うなら戸建てだなぁと思っていた夫婦、マンションを買う。

今週のお題「人生で一番高い買い物」

マンションを買った。天空へビームを放つようなビジュアルの新築マンションではなく、中古マンションだ(※分譲当時はビームが出ていたかもしれない)。

結婚と同時に賃貸のアパートに住みつつ、やれ転勤がありそうだとか、転職するかもなぁと思いながら数年経ち、無事に転職したところで家を買うことにした。

夫婦共々実家は戸建てであり、「買うとしてもマンションのイメージはないなぁ。注文住宅、あるいは分譲住宅…!」と思っていた。ところがどっこい、結果的には中古マンションをリフォームして住んでいる。いったいどうしてこうなった。

スポンサーリンク

 

 

 

あの頃戸建てを考えていた

まずはスーモ

いかんせん素人の我々。まずは色々話を聞いてみよう。スーモカウンターが近くにあったので足を運んでみる。結婚式場選びでゼクシィカウンターに相談したときも思ったが、基本的にゼクシィやスーモのスタッフは業者を紹介するプロであり、実際に結婚式や建築をしてくれるプロではないのは頭に入れたほうがいいかもしれない。

とはいえ一般的な段取りやお金に関する一般的な考え方、豊富な業者情報を提供してくれるのには違いない。今後不動産業者からも聞くことになる、希望通りの土地や物件がない場合は「エリアを変える」「予算をあげる」「駅距離などの条件を変える」の基本的な考えも教えてもらう。

単純だが、土地の値段が変わると建てられる家のグレードも変わる。当日担当してくれたスーモカウンターのお姉さんは「例えば予算が4,000万の場合、2,500万の土地なら2,500万の家が建てられます」と言っていた。そうはならんやろ。

あとはスーモの建築業者カタログを見ながら、「こんな雰囲気の家がいいな」「この雰囲気は違うよなぁ」と、理想0の状態から理想とはなにか…?と骨格を作っていったような覚えがある。「俺たちの考える最強の家」みたいなこだわりがそこまで存在していなかったし、むしろその辺の条件面のイメージも育っていなかった。イイ感じの家をくれ。

不動産屋に相談だ

なんとなくの段取りがわかったので、次は街の不動産屋にも相談してみる。住みたいエリアはある程度決まっている。というか、今住んでるエリアが割と理想だった。普段使う路線、帰省の際の利便性エトセトラ。車を所有していない状況などあり、優先度No.1は「交通アクセス(駅チカ)」だった。次点で暑さと寒さへの耐久だ。今の物件が「夏はクソ暑く、冬はクソ寒い」のため、快適な空間を欲していた。

ということをひっくるめて不動産屋に相談する。なんとなく予想していたが、賃貸で住んでいるのはそこそこ人気のあるエリアで、いざ土地を買うぞ家を買うぞとなると、予算をゴリッとオーバーしていく。

駅からの距離を妥協するか…?賃貸時で徒歩10分だったのに、大きなお買い物で駅から遠ざかるというのはどうか…?という気持ちが働く。うーむ。なら駅の候補を増やすか…などなど…。

イメージを持つために、建売物件をいくつか内覧してみる。わあ、新しい家の匂いがする…。それにしても建売物件、物はいいけど快適さに欠ける物も多いなと言う印象を抱く。洗面所のサイズが最低限で狭かったり…。似たような家を多く作るからコストを抑えられているのだろうけど。うーむ。そんなことを考えている中、別の問題に遭遇した。

土地を探す際は、不動産屋に頼むのもいいけれど、ハウスメーカー工務店に頼むこともできるらしい。なにせ彼らは「家を建てる」プロなので、建てることを考えて土地を品定めしてくれるそうな。なるほどなぁ。頼みたい工務店が見つかったら、お願いしてもいいな。

転職したてってローン厳しいんですね

(落ち着いて働けそうなところに)転職したから家買うか!と意気込んだものの、むしろローン審査的には「在職◯ヶ月??こりゃ貸せねぇわ」状態のようだ。シンプルに困った。

おいおい昨今の転職市場をご存知か。収入や安定性を求めた転職は珍しくないじゃろうが!と思うが、銀行の審査とやらは「長いこと働くか」の将来性を見るらしい。それならなおさら「今のところじゃ長く働けねぇから転職したのだ」の意思を理解してくれ~~~~!と思うが、そうもいかんらしい。うおーん客観的!

不動産担当者いわく「最低でも半年くらいですね~」とのことだったので、半年くらいはいろいろな物件情報を見ながら計画を寝かせることになる。

マンションも…ありなのか…

フルオーダーメイドってムズカシイ

気になったハウスメーカーのオープンハウスも訪れてみた。家を建てるってすげえなあと思う。いや…しかし…薄々感じていたが、注文住宅は決めることが多いなと思った。「生地を見て着物をオーダーする」だけでも完成品が見えなくて難儀している我々が、サンプルだけ見て壁紙や外装を決めるのって無理じゃね??となる。

以前読んだ木本さんの記事も思い出す。夫婦でこの意見には同意だった。ある程度用意してくれたものに対して、改善したり調整したりしたほうが性に合う。

オープンワールドでいきなり放り出されたらどうしたらいいのかわからないように、一戸建ての場合吟味するもの、決めるものが多過ぎてワクワクよりも面倒くささが先に立つようになってしまっていた。ある程度間取りなどの「縛り」があってそれをどう活かしたらいいか考える、と言う方がゼロから作っていくより自分の性に合っているようにも思えた。

kimotokanata.hatenablog.com

そうなると注文住宅ではなく建売のほうが良い…あるいはマンションも候補にあがってくる……。いやー…マンション…??イメージないなぁ。

マンション経験値が乏しい我々

中古マンションを購入した友人の家にいく機会があったので、話を聞いてみた。マンションと言えば賃貸しか経験値の無い我々がマンションに対して抱いていた懸念は大きく2点あった。

『お隣さんや上の部屋の音が気になって気を使う』
『(新築カタログの性能説明は読んだので)新築戸建は断熱素材だなんだ強そうだけど…マンションってどうなん…?』

これらを聞いてみると、分譲用のマンションは賃貸のそれとは全然違う!とわかった。(それなりのマンションであれば)防音は賃貸のそれとは格段に違うし、暑さ寒さについても、戸建ては家全体が外気にさらされる一方、マンションは部屋が外気に触れている割合も知れているため、むしろ戸建てより外気の影響が低い場合がある。

防犯的にも家全部むき出しより良い気がするわね…なんて思い始めてもいた。友人の家にお邪魔できたのは本当に大きかった。思っていたマンションへの不安感がだいぶ取り払われていった。自身も家探しでいろんなパターンを調べた友人は、この後めちゃくちゃ頼りになった。

我々は駅から歩きたい

優先順位トップの「駅からの利便性」を達成しようとすると、どうしても予算がハネあがる。そもそも人気エリアなので、駅チカに新しい家が建つ土地などないのだ。あったとしても、日当たりや交通量などの条件が果たしていいものかどうか。よかったら予算は軽く超えていく。

予算に収めるために、エリアを変えるか?駅徒歩を諦めるか?いやー……うーん……。今の賃貸を出て、より不便になる道を選ぶ??それはどうなの…。

であれば、すでに建っている物件…中古マンションや中古戸建てを筆頭に見ていってもいいかもしれない。新築建売は魅力的な物件になかなか出会えないままだったので、転職半年が見えてきたあたりで、中古マンションの内覧を入れていく。中古戸建はそもそも売りに出ている数が少なかった。

あ、ちなみに新築マンションはバブリーな値段になっていたので最初から見ていませんでした。友人曰く「ショールームはエンタメだから一度は行ってほしい」と言われいたので、一度は行けばよかったなとも思う。かっこいいムービーとかジオラマを見ればよかった。

今思い返すと、近所の新築マンションは効率性重視と言うか…玄関→長い廊下→リビングの細長い構造が多いように思えた。なんか新しいけど似たりよったりで、エントランス付近の豪勢さはあるけど、そこ…そこか…??うーん…。と、近所でもりもり開発が進んでいたマンションを見ながら思っていた。

中古マンションの内覧、楽しい

中古だと、今住んでいる状態で売りに出ている物件もある。その場合はご家庭にお邪魔することになるわけだが、実際の家具が置いてあると生活がイメージしやすくて楽しかった。住んでる人の話が聞けるのも大きい。騒音や断熱などについては、比較的気にならないレベルだとわかる。

一度同じマンションで階違いの部屋が出ていたことがあり、「同じ間取りのはずなのに、リフォームで間取り変えてこんなんしてる!!!」という発見があったのはおもしろかった。コの字型のキッチンがカウンターキッチンになったりしていた。ある程度制限はあるだろうけど、内覧時に納得いかない間取りがあっても少しは改善できると知る。

ただし、水回りに段差があるケースは厳しかった。古い物件だと水回りの配管都合で一段あがっているものがあり、こればかりは下げられず、ほかを全部上げるしかないらしい。今後長く住むにあたってストレスの元になりそうな段差は避けたかった。

売出し価格に加えて、自分たちでリフォームする費用も考えないといけない。リフォームの見積もりもざっと出してもらって、リフォームの大体の金額感もイメージするようにした。

中古マンションの住宅ローン控除、しょっぱくなる

コロナ禍の住宅ローン特例も終わっており、かつ法改正により控除率が下がり、期間も新築13年に対し中古は10年。

一方で「住宅ローン控除を受ける」条件は緩和された。とはいえ古すぎると前述の「段差問題」に相当な割合で遭遇することもわかった。

www.sumai1.com

中古マンションをチェックする日々

スーモにお気に入り条件を設定し、毎日新着を検索する。内覧に行ったらその不動産業者からも直接紹介してもらうようになる。だいたいスーモに載っていることが多いが、スーモに載せる前に教えてくれることもある。

定期的にチェックしていると、「前見に行った物件、売れたなぁ」とか「この物件ずっと出てるな。売れないんだなぁ」とか「強気価格だったのに値下げになった!」とかいろいろ気づきがあって楽しい。なんだか物件に詳しくなっていく。

買取再販

物件を探していると、「リフォーム済物件」にちょくちょく出会う。業者が買い取って、リフォームをして売り出す物件だ。住宅ローン関連の資料を読むと、「買取再販」の場合は住宅ローン控除13年の適用になるらしい。ラッキー。

物件探しって転職活動に似てる

「今エージェントから紹介されている企業を受けるのか」「他の企業が出てくるのを待つか」「エージェントを変えてみるか」みたいなのに似ているなと思った。その分、良い物件に出会えない日々が続くと「もう…選択肢が無い…」みたいにつらい思いをすることもあった。自分の力ではどうしようもない状態。

新築分譲や土地だと頻繁に新着が出てくるわけではないが、中古だと思ったより入れ替わりがあるので、中古マンションでもいいな!となってからは少し気が楽になった。日に日に更新される情報を見るのが楽しい。

そんな中、とある物件を内覧した帰り道。物件自体は条件が合わなかったが、エリア的にはよくて、近所にあるマンションを見ながら「このマンションとかが売りに出てたらいいんですけどねぇ」なんて不動産屋と話していたら、翌日の検索で売りに出ていた。マジかよ。どうにも、今までは検索していた予算より上だったから見つかっていなかったが、この度値下げをしたらしい。しかも買取再販だ!

その翌週に内覧を入れた。先週内覧した物件のすぐ近く。リフォームもある程度されており、一部設備は変えても…予算的にはまぁ…まぁいいかな…という感じだった。リフォーム業者を呼んでざっと見積もってもらってから仮申込を実施。ローンの仮審査を行う。

スポンサーリンク

 

 

住宅ローン。そして団信。

胸騒ぎの団信

ご存知の読者の方もおられるかもしれないが、2年ちょっと前に手術を受けている。その後1年服薬したり、その後も経過観察で定期検査を受けている。

dego98.hatenablog.com

はて団信どうなるか。大丈夫か。今更ここの不安に陥る。物件探しを始めた頃(転職後はローンきついっすねの話をしたあたり)についでに団信も審査していて通ってはいるものの、それはそこの金融機関経由の話であり、他で借りる場合また団信の審査をせねばならない。

ややこしかったのが、『◯◯』という病気ではないけど『◯◯性××』だったこと。「いや~…『◯◯』じゃないんだけど、『◯◯』に関係する菌が原因の『◯◯性××』の治療をしたんだよなぁ」……と思いながら、その詳細を告知した。隠すよりちゃんと書いて、「今は定期検査して異常がないことを確認しとる」事実をアピールした。

勤続年数通算しません?

金融機関によって、「勤続年数」=今の在籍年数の場合と、「働いている期間」の表記の揺れがあった気がする。何にせよ一番大事なのは、今の会社での収入とそれが続きそうかどうかだろう。

この時代、上場してようが一気にやばいことになることもある。そんな中で、安定性の審査ってなんなんだろうなぁ…。とブツブツ言いながらいくつか仮審査を出した。リフォーム費用も一緒にできるローンがあったり、住宅ローンを借りるならリフォームローンの金利優遇してくれるところがあったり、住宅購入に係わる諸手数料も借りられたり、いろいろあるんだなぁと学ぶ。

ネット銀行の中には5年ルールが効かないものがあるから気をつけなよ!みたいな注意を読んだりもした。効かないものもあれば効くものもある。

不動産屋経由でメガバンクと、自分で探したネット銀行でいくつか仮審査をした。仮審査をしたあと、本審査は1つしかできないと思っていたのだけど、本審査も複数できるんですね。1つしか設定できないのは、「ここのローン落ちたら購入申込みもペナルティなしで解約となる」特約の設定か。

それにしても、審査において「対面じゃなくてもできそうなこと」を対面でやらせるのダルいなぁと思うことがあった。対面で会って、タブレットを使って、専用アプリではなくブラウザの入力欄に記入させられるのひどいな。それくらい事前に家でやらせてくれ、みたいなことがメガバンの対面ローンで発生した。

結局金利の面と団信の点でネット銀行に決めた。団信のオプションがある程度ついているのに金利上乗せがなかった大本命で、審査が通ってほっとした。

ということで買いました

人事業務でいろいろ公的な手続きをしまくったおかげで、いろんな手続きやそのための書類を整えることに抵抗がなくてよかったー!と思った。マイナンバーカードで住民票や印鑑証明をコンビニで出せるようにしといてよかったとか、源泉徴収票や給与明細もちゃんと取ってるからすぐ出せるし、この後の転居関係の手続きもチャキチャキできた。うおお明らかなタスクを潰していくのは大好物だぜー!!

この辺怒涛だったなぁ。リフォーム済=いつでも入れる物件なので、買うぞと決めたらあれよあれよといろんな日取りが決まっていく。実際はローンの本審査のスケジュールありきで、「いつくらいなら買えそう」を抑えていったわけだが。結果的に、追加リフォームの期間をひっくるめても、引っ越しのピークが終わったあとのタイミングで引っ越せる段取りが組めた。

リフォームした結果気に入ったところなどはまた別で書きました。

dego98.hatenablog.com

まとめ

  • 注文住宅でフルオーダーするのめっちゃ大変そうでくじけそうだった
  • 車が無いので駅のアクセスは優先してた
  • 利便性的に住みたいエリアだと戸建ては条件合わなかった
  • アクセス的にはマンションがいいね
  • 中古マンションでもリフォーム次第で全然いけるいける
  • 築年数が古すぎるとリフォームではどうにもならん段差があるとわかった

その他、家探しをしていた頃の思い出

いいなと思った物件はフレッツ光の何が対応しているのかチェックしていた

おお、ここはフレッツ光隼!ここはVDSL…!ここはそもそもフレッツではない謎の回線…!などいろいろあった。光を個別に引ける家にしたかったけれど、最終的にはVDSL物件になった。それ以外の条件がよかったので…。いざ引っ越してみて使っているけど、マックス100MBながら、90弱くらい安定してる気がするので、今のところはいいかな…。今後マンションの希望調査かなにかあれば進言していきたい。

価格改定しても売れ残ってる建売物件、売れ残る理由はあるんだなーと思ったりする

内覧してみると、なるほどなぁと思うことがあった。その理由が自分たちとしてデメリットでなければお買い得かもしれない。

不動産屋や銀行で出されるおしぼり、高級感ある

香り付きのおしぼりにたくさん出会った。

引っ越し祝いお待ちしてます

宅配ボックス使ってみたい。

でごの欲しい物リスト

へなの欲しい物リスト