DegoReco

でごのつづるレコメンド。レコード。おすすめと、記録。

2020年に楽しく読んだ漫画を紹介するので、年末年始にご活用ください。

でごは kindle FireHD8を手に入れたぞ!

Fire HD 8 タブレット ブラック (8インチHDディスプレイ) 32GB

Fire HD 8 タブレット ブラック (8インチHDディスプレイ) 32GB

  • 発売日: 2020/06/03
  • メディア: エレクトロニクス
 

『FireHD8』の中でもバージョン違いがあったりするんですね。別で注文した液晶フィルムが前世代用で泣く泣く返品したりもしました。わはは。
完全にkindleで買った漫画用端末になる予定です。今まで買ったシリーズ物を全部放り込んでやったぜ。

kindleで買ったり紙の単行本を買ったり、特段ルールは無いんだけど…なんかこう、それでもなにか法則性はあるんだよね…。今年は模様替えに伴い本棚を買い替えたのですが、秒で満杯になりました。わはははは。スライド棚っていいよねぇ!

…ということで、タイトルの通り今年楽しく読んだ漫画たちを紹介します。今年の新作ばかりでなく、今までずーっと楽しんでいて、今年も引き続き楽しんだよ!みたいな作品も含みます。

試し読みできるリンクも置いてますので、気になったらぜひ読んでみてくださいませ。

 

シオリエクスペリエンス

あらすじ

“ジミ"な高校英語教師の本田紫織に、“ヘン"な世界一のギタリスト幽霊が取り憑いた!? しかも身に覚えのない“契約"のせいで「27歳が終わるまでに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」ことに。現在、27歳の誕生日を迎えたばかりのアラサー女子、その運命やいかに──!?

推しポイント

当ブログで何度紹介すんねん的作品。

今年14,15巻と発売。13巻で「もうこれ以上無理じゃね?」というほどの盛り上がり、漫画表現の最大値を浴びていた気がするんだけど、14でそれを超え、15で14を超えてくるバケモン漫画です。魂の叫びを読んで聞く漫画です。

2020年は初っ端からシオリエクスペリエンスの原画展、サイン会に参加できて最高でしたねー…。以前書いたシオエク記事を長田先生・町田先生にも認知頂いていて、もう幸せでしたよね…。

ハイキュー!!

あらすじ

バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!?

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推しポイント

言わずと知れた…という感じですが。見事な完結っぷりに拍手喝采です。

いやあー…。読み続けてきた人に対するご褒美のような、ここまで読んできたからこそ待っている感動が最後の方はてんこ盛りでしたね。バレーボール漫画として純粋におもしろい上に、いろんな過去からの点と点を繋げていく、まさに「成長」の道程をとっぷりと味合うことができました。絵の巧さ、漫画としての魅せ方もとっぷり詰まっております。これはいい。精一杯語った記事もありますのでよろしければこちらも。

DAYS

あらすじ

少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!! ――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!

推しポイント

連載当初、なよなよした主人公だなぁと感じたと思うんですよ。あるとすれば「ひたむきさ」くらいで。ただ、それに周りのメンバーが気づいていって、大事な戦力だ、チームとして必要だとなってきて、いずれこのがんばりが報われたらいいなぁ…なんて思うようになる。

なーんて思っていたら、実はつくしはつくしで大変な思いを抱えていて…ってあたりからガラリとDAYSという作品の奥深さがズーン!て。人の弱さ、抱えている不安にもどっしりスポットライトを当てていく。丁寧に丁寧に描いてきたからこそ感情の起伏がジェットコースターのように揺さぶられていくし、てっぺんに登ったときの達成感、清々しさが際立つんじゃないかなぁと思いました。

今年に限らず以前からずっと好きなんですけど、今年もめちゃくちゃ楽しんだので紹介しました。

ワールドトリガー

あらすじ

異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!? 最新型SFアクション始動!!

ワールドトリガー 1-22巻 新品セット
 

推しポイント

本当に全巻届いたのでワートリファンの人は本当にすごい(ありがとうございます)。というわけで突如『ワートリを全巻持ちし者』になりました。

アクセントとして一部の登場人物には特殊能力が備わっていますが、戦闘に用いる武器はシンプルな分類で、持ち主の使い方やチームでの連携の仕方が肝!というのがこの作品をおもしろくさせていますね。

また構成もうまくて、「チーム同士でランク戦をする」のと「各人が協力して異界の侵略者と戦う」フェーズが程よく入り混じっています。特に序盤の方で共闘をして、はちゃめちゃにいろんな人に読者としては初めましてするのですが、その人達と今度はランク戦で戦ったりする。

「あそこで戦ってた人、こんなすげー人だったのか!」とか「こんな強い人が援軍に来てくれたらそりゃあ心強いべ…」みたいな発見がしょっちゅうあります。何度も何度も読み返せるなぁ…。あんた最初から居たんだなぁ…などなど…。スプラトゥーン好きな人にはオススメと友人が言っていましたが、よくわかる。相手ブキの構成、地形の使い方、数的優位不利状況下での立ち回りなど…。考えることがたくさんある!!(たまに陣形とか位置関係とか把握して読むのについていけない時があるので、そのときはただただ目の前で起きていることを楽しんでいる)。

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片喰と黄金

あらすじ

1848年、カリフォルニアで発見された一粒の黄金をきっかけに始まったゴールドラッシュ。黄金発見の翌年、1849年。噂は世界中へ広がり、野心家たちが無名の田舎町へと押し寄せていた――。同じころ、アイルランドを襲った未曾有の飢饉で全てを失ったアメリアとコナーの貧乏主従も、人生逆転を期してカリフォルニアへ向かう。大西洋を越え北米大陸を横断する遥かな旅が始まる!

推しポイント

北野先生の漫画は超おもしろいので絶対にみんな読んでくれよな!!!!!いやまぁ前提がめちゃくちゃ重いんですよね。アイルランドを襲った大飢饉ですべてを失った主人公たちがゴールドラッシュに夢をのせてカリフォルニアを目指す!という話です。

めちゃくちゃ重いんだけど、そんな中で前向きに進むアメリアを力強く書き、軽快なギャグでテンポよく進み、時にめっっっっっちゃ重たいシーンでスンッ…と「とはいえ大変な時代だぜ」を演出するのが巧すぎる。佐々木蔵之介が『麒麟が来る』で演じる木下藤吉郎みたいな感じです。蔵之介の木下藤吉郎やばくないですか?ワッハッハ!と笑ってると思ったらいきなり真剣トーンでめっちゃ心臓握りつぶしてくるみたいなやつ。そういう感情の揺さぶりをさせてくる漫画です。めっちゃおもしろい。まぁ1話読んでみてくださいよ。ささ、どうぞどうぞ。

※12月いっぱいまで1巻が無料です!!む、むりょう!!!

姫様"拷問"の時間です

あらすじ

国王軍と魔王軍が衝突を始め幾年月。王女にして国王軍第三騎士団“騎士団長”の姫は、魔王軍により囚われの身となっていた! やがて、姫に待ち受けるのは斜め上の拷問の数々で――!? 最も残酷な拷問の時間が今、始まる!!

推しポイント

まぁ~~~~とにかく優しい世界。優しい世界。飯テロ具合もそうなんだけど、もう本当に優しい世界。みんな好き。心の癒やし。いろいろと大変な世の中で、こんな平和で素敵で愛に溢れた漫画がありましょうか。美味しいものを美味しく食べると、世界は平和になるよ。サクナヒメにもそんな話があったよ。

shonenjumpplus.com

SPY×FAMILY

あらすじ

名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

推しポイント 

紹介するのも今更感あるけども…。連載当初から読んで応援しておりましたが、ついに単行本を買いました。凄腕スパイ夫がミッションのため仮の家庭を持つわけですが、妻は暗殺者で、子は心が読める超能力者。

お互いが素性を隠しつつ何がどうなるの~~~!?みたいなドキワク感もあるんですけど、なんだろうな…。この作品はそのハラハラ感よりも、万能ポイントも出しつつ、自分ではコントロールできない「他人」のドタバタ感がめちゃくちゃ上手い絵で楽しめるすげえ漫画だなー!と思うのです。

怪盗キッド様みたいな「なんかもう何にでも化けちゃうし万能だしスゲェ!!」みたいなキャラが好きな人には刺さるんじゃないかな。すげえところはすげえし、でも他人…特に子どもはコントロールできないよねーおもしれぇ~~みたいなところが楽しい。登場人物みんなクセがあってたまらん。

歯医者さん、あタってます!

あらすじ

裏社会で“不動の黒墨”と呼ばれ、恐れられる極道・黒墨琢磨。彼には「女性が怖い」という秘密があった。この弱点克服のために避け続けていた歯医者へ行くことになるが、そこには黒墨の口をトイレ扱いし、「うんこ」と連呼する歯科医・白雪灯が居た。その物怖じしない姿に黒墨は次第に安心感を覚えるが、白雪にも実は大きな秘密があり──!?

推しポイント

すごい絵がうまいんだけど、登場人物にまともな人がちっとも出てこなくて、いったいどうなっているんでしょうね。まともな人が出てきたと思ったら、やっぱり変な人だったりします。きれいなボボボーボ・ボーボボとコメントがあったのですが、なるほどなーと思いました。

真面目にボケて、真面目に突っ込んではいるんですが、突っ込んでいる人も変態なので(褒め言葉)頭がおかしくなりそうなんですけど、いったいなんなんでしょうね…。ただこのカオス具合、やめられない…。

以前の読み切りや1話を読んだ時はシモネタコメディで突っ走るだけかなーと思ったらぜんたいてきにへんなひとばっかりで、シモネタとかそういう次元じゃありませんでした。

怪獣8号

あらすじ

怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

怪獣8号 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

怪獣8号 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

推しポイント

これはめちゃくちゃクるだろうなーと思ったらめちゃくちゃキました。ジャンプ+はすごいよ。設定は王道だけど、王道を王道で突っ走って尚おもしれぇ!のは漫画の巧さだよなぁー!と思う。怪獣討伐を担う組織に入ったけど、自身が怪獣化してしまう主人公の、秘密を隠しつつ…しかし仲間に見つかると『討伐される側』になってしまうリスクとの背中合わせのスリル。

今後が超楽しみだなぁー。1巻出たばかりなので、まだまだ追いつけます。1巻の段階で相当おもしろブーストかかってるので、マジでバケモン。

推しの子

あらすじ

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!

推しポイント

(ヤンジャン掲載なんですね!!ジャンプ+で読んでたから完全に勘違いしてたわ…)いやほんと、おもしろい作品が多いよ…すごい。いわゆる『転生』ものでもあるんだけど、転生の行く末がまさかのアレで、しかもその後の展開がまさかのソレで。絵もうまいよなぁー。1巻だけだと掴みきれないかも知れないけど…1話での「え、そうなるの!?」でドカンときて、その後…何話くらいだろうな。この作品はそういう方向にいくのか…!となった衝撃は忘れられませんね。いろいろ語るのも野暮ですので、まぁ読んでみてください。ジャンププラスアプリなら、全話初回無料で読めるんじゃないかな。

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まだあるぞ!応援中の漫画たち

上で挙げていたほどの熱量で推しプッシュ!!できるほど語る口をもっていないけど、楽しく読んで応援している漫画たちをざざっと紹介します。(単純にここまでアチアチで書き倒してクールダウンしているだけです)

忘却バッテリー

こちらもジャンプ+から。最初は「そうねー…そういう野球漫画もあるよねー…」と思う程度でした。色々ワケありな超高校級選手たちが集って…そのワケありの過去を克服したりしつつ快進撃を繰り広げていく!みたいなね。はいはい、わかるよわかるよー。主人公の要くんも記憶喪失になっちゃったけど、その身に宿る智将時代のキャッチャーの才能がね!徐々に発揮されてね!

なーんて思ってたら最近の数話でいろんなもんガラガラと崩していって超展開だったので衝撃でした。ああーーー!!そういうことなのか!!みたいな驚きがありました。すごい。話の組み立てと心理描写がうまい。「才能」とは何か、その言葉の意味と怖さと。

男子高校生を養いたいお姉さんの話

実はマガジンでDAYSに次いで毎週楽しみにしている漫画でもあります。

英貴先生は『チャリに乗れない』からギャグが好きすぎてファンでした。この作品もあれだな、登場人物みんなどこかネジがぶっ飛んでいるその勢いが好きなんだよな。お姉さんがかわいい。でごも養われたい。

ブルーロック

ブルーロック 1-11巻 新品セット

ブルーロック 1-11巻 新品セット

 

マガジンは同じ題材のスポーツ漫画を同時に走らせることがちょくちょくありますね。これもまぁそこそこ長い作品ですけど、今年マガジンを読んでいる中でやっぱりおもしろいなーと再確認しているところです。

全員がエゴイスト!俺が俺がの特技を持つストライカーたちばかりが織りなすサッカー漫画。究極のストライカーを養成すべく結集したプロジェクトのお話です。「みんなすごい」のでゴリッゴリの戦いが繰り広げられてカッコいいです。ノ村先生絵がうまいんだよなー。

ただ担当のT屋さんがアオリやマガジン巻末コメントで鬱陶しい芸をしてますが本当に鬱陶しいです。私はああいうの嫌い…。

振り返って

単行本を買っていない作品も含めているんですけど、ジャンプ+が強いなぁー。となった1年でした。毎週○曜日はあの作品が更新だから楽しみだな~という、日々の楽しみを積み重ねていくと、毎日が楽しくなるみたいなアレがあって、コロナ禍で外出などがあまりできない中で得られる良い「今後の楽しみ」がたくさんあったように思います。

マガポケもう少し楽しい感じにならんかなー。ブームになったようなジャンルがあるとその作品が一気に増える傾向にある気がする。異世界転生系多ない?マガジン。あと全体的に「○○の△△さん」みたいな、ちょっと特殊な△△さんを中心においた日常系も近年めちゃくちゃ多いですね。そこをどう差別化させるか、とかが編集さんの腕の見せどころだったりするのかなーなんてぼんやり思ったりしました。

試し読みが充実したり、Twitterで1話ごりっと掲載して宣伝したりが多くなっていますね。漫画の配信サイトもめちゃくちゃあるしねー…追いかけるのも発掘するのも大変ですね。でも万人受けする作品ばかりじゃなく、特定の層にははちゃめちゃに刺さる漫画!なんかも陽の目を浴びやすくなったのかなぁ。とかなんとか。

来年も今楽しんでいる漫画が引き続き楽しく読めて、また新しい出会いがあったりしますように。

dego98.hatenablog.com