かつてはメールで、最近ではチャットで時々見かける「敬語をこねくり回して、余計な情報が多くてわけがわからない発言」。例えば「~させていただきます」が同じ文章で何度も出てくる文章に出会ったことはないだろうか。
これに触れているのが書籍「言葉ダイエット」、および「~させていただけないでしょうか禁止令」である。「させていただきました」など敬語を繰り返してしまうのは、主張したいけど嫌われたくないという心理があるとバッサリ言い放っていて、私は「あっ」と思わされた。岸田さんのnoteで知ったので、2年前のことか…。
丁寧に丁寧に、失礼のないように…と書かれた文章は、何が要点がわからず相手に読みづらい文章となり、かえって相手に迷惑をかけることがある。難解な文章を読み解くことはそれなりにストレスになるし、文章だと認識のズレも起こりやすい。(口頭でも起こりやすいので、文章に限った話ではないが…)
重要なのは言いたいこと、伝えたいこと、お願いしたいこと、自分がやること…伝えたい事が相手に伝わるか。こねくり回した敬語のデコレーションは、度が過ぎると雑音になる。これを意識するようになってから、メールやチャットの文面が軽快になった…ように思っている。
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