【記録】共有設備のトラブルで我が家が水浸しになった話

先日、自宅のお風呂・洗濯パンの排水から急に水が吹き出してくるトラブルに見舞われました。大変だったのと、学びもあったので記録に残そうと思います。ざっとまとめると以下のような内容です。

・マンションにおいては、自身に責任がなくとも、共有している設備の影響で突如トラブルに見舞われることがある

・トラブルがあった際はパニックになりがちだけど、「こんな被害があった」という記録写真を撮っておくべき

・水の逆流被害を食い止められる、水のうのことを覚えておこう

しんざきさんの手法にならって先にまとめを書いてみました。こうやって最初にまとめるとめっちゃ整理しやすいな…。まとめちゃったら気が楽ですね。ここからは何が起きたのかを書いていくことにします。

残業終えた夜、お嫁さんが「なんか排水の奥でゴポゴポなってる気がするんだけど」と報告してくれました。聞こえたり、聞こえなかったりするので不気味に思いつつ、お風呂に入りました。

お風呂で体を洗っていたら、洗い場がお湯でひたひたになっていることに気が付きました。どうやら排水口が仕事をしていない…。これはおかしいとお風呂場を出ると、洗濯パン周りが水浸しになっている。慌てて着替えてお嫁さんを呼び、溢れ出る水…というかお湯による浸水被害との戦いが始まったのでした。23時ごろの出来事です。

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ドボドボと洗濯パンの排水からお湯が逆流してきました。徐々に勢いが増しています。お湯でひたひたになる脱衣所。タオルを動員してパンの周辺をせき止めるものの、いっこうに収まらない逆流。おおおお。他の部屋にまで染み出すのは防ぎたい！

いったんお嫁さんに防衛を任せ、私は状況を打開すべく業者の手配に動きます。どこに電話したら良い？適当な業者？適当な業者は怖い。マンションであれば管理会社か！と入居者向けの説明資料をひっくり返し、24時間対応のコールセンターに電話。配管設備の業者を手配いただけました。しかし、他の家に当たっているため小一時間かかるとのこと。

今できることは業者の到着を待ちながら、逆流の防衛に徹するのみ。バケツを用意して、お湯を吸ったタオルを絞り、お湯を吸わせて…を繰り返す。たくさん絞りすぎて、親指の付け根の皮がめくれました。久しぶりにバッティングセンターに行ったときと同じ症状。痛い。

せき止めているタオルの吸水力にも限界があり、次第に脱衣所の外もお湯が侵攻してきます。困った…！タオルが次々と犠牲になる。もうストックが足りなくなる…！そんな中、部屋のインターホンが。ついに業者がきたか！！！

と思いきや、下の階の方でした。「天井から水漏れしているのだけど、何か起きていますか…？」と。ああー！盲点！我が家は下から攻め込まれているけど、その影響で下の階には上からの漏水という形になるのか！でも我々が悪いわけじゃないよ！我々も被害者だよ！私もそれなりに大変なので、今我が家は謎にお湯が逆流してきて困っていることと、業者を呼んだことを報告します。お互い大変ですね…！業者が来たらよろしくね！

お湯をバケツに、お湯をバケツに…と粘っているうちに、どうやらお湯の逆流が止まったような気配が。どうにかピークは脱した模様…。ここからはびたびたになった床をタオルで吸水しバケツに…を繰り返し、陣地を奪還していきます。ようやく業者が来たのは、「床がびしゃびしゃに浸水してます」から「床がとっても濡れてます」くらいまで回復したころでした。時刻は深夜の2時を回っています。

業者さんが写真撮影しているのを見て「あっ！一番被害がヤバかったときの写真を撮っておけばよかった！」と気が付きます。もし被害を保険で補填する場合には写真があったほうがいいんだろうな…しまったな…。業者さんがカメラがついたチューブで原因を特定しにいったり、高圧洗浄機を発動させたりしてくださりました。業者さん本当にありがとう。

結果、共有の配管（縦管）の詰まりが原因で、各家庭からの排水が流れなくなり、ちょうど我が家の排水管に逆流したような形でした。映像を見せてもらったのですが…めっちゃ綺麗に撮れてて感動しました。どこに感動してるんだよと思うけど、いやほんとすごかったの。カメラ付きのチューブですいすい潜っていってて、内視鏡っぽいなと一人で思ってました。しかも映像を飛ばすだけじゃなくてスナップショットも撮ってるっぽい。こうやって撮影して報告をあげるんだなぁ。

今回の詰まりはお風呂と洗濯と洗面所を対象とした雑排水管であり、トイレの汚水は完全に別らしかったのも学びでした。トイレ使って良いのか結構悩んだので…。それにしても共有管の詰まりかあ。このあたりのメンテって定期的にやってもらってるはずなんだろうけどなあ。管理費はこのために払っているのではないのか。

共有設備のトラブルが原因のため、我が家の費用負担はなし。下の階の漏水被害も、管理会社との間で補填される模様。我が家はなんだかんだ浸水でびたびたになったものの、限られたエリアで食い止められたこともあり、家具がダメになるなどはありませんでした。フローリングが受けたダメージは気になるけれど…。もし縦管のつまりがもう少し上だったら、我が家は天井から漏水被害を受ける側の立場だったのだろうなぁとゾッとします。

また、就寝時や外出中の出来事ではなかったことも不幸中の幸いでした。朝起きたら広範囲で水浸しとか…考えただけで恐ろしい。

インフラを共有するマンションにおいては、自分たちの責任範囲外で生じたトラブルによって被害を受けることがあるんだなぁと学んだ事案でした。そして、被害があったら写真を撮らねば！ということも。今回は管理会社さんを通じて業者さんに来てもらい、業者さんから管理会社へ報告頂いた記録があるので、もし事後で何か見つかった場合もその記録が使えるかなと思っています。

また、「水の逆流」でトラブっている間に「水のう」で排水口を塞ぐTIPSがあったな…と思い出しました。今回はパニクっていてそこまで考えが及ばなかったのだけれど。大雨による水害を考えると、頭に入れておいたほうが良い知識かなと思いました。しかし今回のことを考えると、せき止めたらせき止めたで、上の階にいっちゃったりするのかな…。

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話を我が家に戻しましす。業者さんが縦管のつまりを解消してくださり、洗濯パンやお風呂の排水周りも綺麗にしてくれて（めっちゃ綺麗になった）帰還されたあと、我々は浸水被害を受けたエリアを拭き掃除して、除菌もして…。もろもろ片付いたのが深夜4時頃。くたくたになって眠りにつきました。

身を挺してお湯と戦ってくれたタオルたちとは涙の別れをして、ちょうどAmazonのセール中だったのでこことぞばかりに買い替えました。バケツが一つしかないのも不安要素だったため、折り畳めるバケツを買いました。折りたたみバケツって便利ですね。みなさんも浸水被害や水漏れ被害に備えて一つ購入しておいてはいかがでしょうか。