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急遽リモート体制になって困った!に対してどうアクションを起こしていくのか。

会社で「急ぎ、在宅で困っているようなことを各現場で吸い上げて、その回答やアドバイスを通達で対策チームで考えよう」みたいな動きが起きかけている。モヤっとすることがあったので、頭の整理をします。メモです。

 急ぎで困っていることに対する処置を考えるなら、集約させるだの、集約した後考えていくだののスピード感は向いてない。いっそteamsで専用チーム立ち上げて「ここに書いてって!」と呼びかけ、「困っていること」自体を全社に共有していくほうが良い気がする。集合知でさっと解決できそうなこともあるし、致命的な問題が出てくるならば、速やかに対策チームと連携を図る必要がある。

 

リモート時における課題は多岐にわたるが、一緒くたにしてはいけない。

・物理・インフラ・環境的に困ってること(通信環境、端末、家庭環境)
・業務遂行に関わるシステム的なこと(社外からだと制限のあるシステム等)
・コミュニケーションの問題
・ツールの使い方がわからない問題
などなど。

 

物理的な課題やシステム的な課題は、それこそ対策チームが支援するべきで、要救助者対応となる。
コミュニケーションやツールの運用等の問題は、できてるチームや、それらの試行錯誤をしているチームのノウハウをシェアしたりすることで解消…に近づく。「みんなで試行錯誤」が、みんなが慣れていない状況の今は一番の薬であり、力になるあり方じゃないかな。

 

「在宅だと時間のメリハリがとりづらくて長時間気味になる」みたいな悩みも出ている。これは、部署内でコミュニケーションとったりせんかいの世界だとも思っていて。それを人事や経営、対策チームから「夜のメールなどは控えましょう!!」なんて音頭を取るのはなんか違うよね。メリハリつけた上で夜に業務をシフトさせる人もいる。

 

なんだか人事や対策チームが「アドバイス」しなきゃダメだみたいな考えをしているみたいだけど、一律に効果のある薬なんて今の状況下には無いんじゃないかな。あるとすれば、ノウハウや悩み、成功例を共有する場、ザツダンする場をさっさと設けてみんなで対応することなのでは。

 

「ウェブ会議は時間と場所の制約がないから長引きがちです。1時間までにしましょう!」みたいな一律ルールを呼びかけたがるの何なのかな…。うまく言ってる事例共有からヒントを得るならまだしも、こうしようを押し付けるのは腹落ちしない…。

 

「一律のアドバイス考えるより、試行錯誤してってやり方シェアする場を作りませんか」つったら「そんな悠長なこと言ってられない状況なのかも」って返されたのそこそこ腹が立ってる。『みなさ~ん!適宜ラジオ体操でリフレッシュしましょう!』みたいな事務連の方が悠長じゃろ…。

 

現場では試行錯誤してめっちゃうまく進めてるチームもある。そういったところに、一律ルールとか押し付けて足引っ張るような暇があったら、それらのノウハウをスムーズにシェアして全体の底上げしていく仕組みを築いたほうが有意義なんじゃないか。

 

…といったことをツイートして頭の整理をしてました。
急遽在宅になったことで生じている問題は
・リモートだから困っている(物理的に、環境的に、システム的に)
ことなのか
・リモートじゃなくても実は問題だったことで、リモート環境下でより顕在化したこと
なのかの区別をしなければ、対策しようにもトンチンカンな対策になってしまうし、よりにもよって後者を一律のルールや対処法で解決しようとすると、そもそも問題になっていなかった方々の足を引っ張ることにもなる。

diamond.jp「姿が見えないことでマネジメントができなくなると考える人は多いですが、それは必ずしも正しくありません。たとえばオフィスにいても自分が1日会議をしていれば、その間に部下がどんな仕事をしていたかはわからない。実は姿が見えているだけで仕事が見えていたわけではなかった、ということが往々にしてあるんです。まずはその前提を正しく認識することが大切。仕事の見える化はコミュニケーションや情報のオープン化がしっかりされていることが重要で、それは離れた場所にいても十分に実現可能です」

 それにしても、リモートで困ってる人の情報を集約しよう!なんて悠長なこと言ってる方々、この状況下においても在宅勤務してない組なんだよなぁ。