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wantedlyに登録してみて気づいた、転職がなんとなーく気楽なものになっていくなと思った話

カイシャという組織に属することが目的になるのではなく、そのカイシャで何をするんだろう。自分の経験や能力・スキルを何に活かすんだろう。そういったことを採用側と求職者側で話し合う場。それが設けられた瞬間に、転職活動は「採用試験」から「やりたいこと⇔やってほしいこと」のすり合わせの場に変わっていきます。

ダイレクトリクルーティング活動はそこを重要視しているように思えます。

 

dego98.hatenablog.com

  

今年度の新卒採用が解禁された3月、学歴フィルターの話が話題にあがりました。あれは裏を返せば大学時代にやってきたことをはじめとしたその人の人となりを無視し、「どこの大学に所属しているか」というだけで「一定の学力があり」「ある程度の教養があり」「カイシャに入っても活躍してくれるであろう」という採用関係者側が持つフィルターが働いているのだろうと推測できます。

 

ぶっちゃけそんなところを重視するぞ!というカイシャについては、入社後も様々なフィルターが待ち構えていることが多々あることが予測されるため、入り口の段階でその経営陣の思考が知れてある意味ラッキーといったところでしょうか。

ぶっちゃけ新卒で入れなかったらもうそのカイシャとは縁が無い、というわけでもありませんし、いずれどこかで縁があるかもしれません。

まぁ、ほとんど新卒しか採らず、学歴フィルターがバリバリ働いている会社も世の中にはあり、それはもう独自の国家みたいな感じで、ヨソの世界を知らない人集団になるので、ある意味恐ろしいことになってます。そういう会社を知ってますけど、ほんとその会社の常識が社会の常識だと思ってる人が溢れているから怖いです。

 

話はそれましたが、今回の話題はwantedlyです。

www.wantedly.com


Facebook的な要素を、もっとビジネスよりにしたSNSのイメージでしょうか。
「わし、こんな会社でこんなことやっとりまっせ」という登録情報でつながるSNS

企業も自社の活動をアピールしたりなんなりしながら、仲間を求める情報を掲載したりしています。ただ、給与などの待遇などの情報を載せることはNGだそうです。

転職活動=求人票に対する応募 というイメージがここで少し変わります。

このプラットフォームを通じて、「こんなことしてくれる人・したい人、お話しませんか?」「うちはこんなことやってます!興味ある人、お話しましょう!」くらいのスタンスでスタートします。


企業からスカウトがくることもありますし、オープンになっている募集に対して、自分から「ちょっと話聞きたいっす!」くらいのノリで話を聞くことができます。

そこから先は企業次第ですが、私の経験だと 直接話を聞きに行く⇒求める経験とかを聞いたり、事業内容について理解を深めたりする⇒実際応募いただけます?なら、用意します!
という感じでした。

つまり、あくまで採用広報的な位置づけ。
しかし、より丁寧に相互理解を深めた上で選考に結び付けようとしている仕組みづくりなのだと感じることができました。

そもそもこのサービスに登録している企業が、「ちょっと話しません?」くらいのスタンスで活動されているので、こちらもあまり身構える必要がないですね。

いわゆるベンチャー企業、web関係の企業が多いイメージですが、つまりまあ「このサービスに登録しているような層」を狙って動かれているので、さもありなんという感じです。

とはいえまだまだ首都圏集中かなぁという印象ですが、地方もいくつかあるようです。地方でこのサービス活用する企業は、それこそ地方でなんかやりたい!とかおもしろいことやりたい!みたいな個性あふれる企業が多いので、他のサービスとちょっと毛色が違うように見えておもしろいです。

 

なんというか、「私、今までこんなことやってきました!これからはこれがやりたい!ヒュー!!」っていうキラキラした人ばっかりかなと思って敬遠してましたし、私自身そんなにやってきたことややりたいことをアピールするなんて向いてないな…と思いつつ、「俺…こんな会社でこんなことやってました…うっす…」みたいなノリで淡々と経歴書いて登録してますが、それはそれで、自分のやってきたことの棚卸しにもなっていい感じですね。

 

いろいろwantedlyを通じておもしろい話をもらったり、経験をさせてもらっているので、その使用感等についてはまた別の機会に。

 

 

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

 

 (やっぱりこの本から受けた影響は大きいなぁ。としみじみ感じます。)