結婚式の進め方で困ったことや記憶に残っていることを記録にしよう!と思い立って2つ記事を書き上げてから1年余り…。無事に結婚1周年を迎えました。
前回割と書けたなあと思うのですが、実際の段取り全然書けてないのでちょっと記憶を引っ張り出してみます。
1.調整から本番までのスケジュール感
我々が式場を決めたのは約10か月くらい前。10月か11月くらいにフェアに参加して決定し、「じゃあ次の打ち合わせは?」と聞くと半年前くらいからスタートする、ということでした。
それなりの量を毎年毎月毎週こなす式場ですので、そのあたりの段取り感はお手の物です。式場が定めるスケジュール感&宿題に応えていけばなんと結婚式ができます。すごい。
2.何を打ち合わせしていくのか
結婚式をする前は、余興や演出の妄想だけはできるんですが、「何を決めていくのか」って知らないことが多いですよね。
(演出…入場の時のBGMはどうしよう、などといったピンポイントのシーンなど) 実際決めていくのは大雑把にいうと
・人数どれくらいなのか、誰を呼ぶのか
・席の配置どうするのか
・参加者の役割はどうか(受付・スピーチなど)
・衣装どうするのか
・案内状どうするのか(自作、式場任せ、一部式場任せなど)
・引き出物どうするのか
・やりたい演出あるのかないのか
・進行どうするのか(挙式・披露宴)
・写真家どうするのか
・映像どうするのか
・花や会場の雰囲気(クロスの色など)どうするのか
・料理どうするのか
・お酒どうするのか
これらのことを、順に2,3個ずつ1か月スパンで決めていきます。
決めていくというか、宿題を渡されて回答して、その場で新たな宿題をもらう感じ。
中身をゴリゴリ決めていく前に、関係者が多い外堀から(来賓関係や衣装関係など)埋めていくのでイメージがつかみづらくて大変だったなぁ。
長い文章が続いたので、ここでキングペンギンのヒナのイラストを見てほっこりしましょう。
3.何が大変だったか
とはいえ、テンプレにしたがって決めることを決めていけばスムーズに進むのでそこまで大変ではないのですが、来賓どうするかとか親族誰まで声をかけるか、とか遠方の親族の宿泊どうするか、とかの身内の関係もそこそこ大変だったかもしれない。自分たちだけの都合ではなかなか決められないことが多かった。
あとはブライダルフェア編でも話しましたが、「この式場ができる最高のパフォーマンス」を見せられたあとに提示される見積もりは比較的スタンダードなプランだったりする(当日割引有!!)ので、いざ要所要所の打ち合わせに入っていくと「あれ、この式場こんなシンプルだったっけ・・・」ということに陥って、「フェアの時にフェア仕様の見積もりを確認しておけばよかったー!」って嘆いたり、「その辺もひっくるめて提案してくださいよ!」と思わざるを得ないのでした。大変だなあこの業界。
あとはプランナーさんは基本的に足し算の提案しかできないのも難しい話。勝手に我々のプランを引き算しては悪いだろうと思って遠慮しがち…というのは先方の言葉ですが、「予算を超えるようでしたら、ここのグレードを下げて、代わりにこんなことをしてはいかがでしょう?」まで自発的に提案してくれるプランナーさんに出会えたら間違いないんじゃないかと思います。花の見積もりあたりで現実を見た私は、このあたりからイベントをやりたいクライアントと会場側担当者さんのやりとりのようなビジネスっぽさが出てきた気がする。そのおかげでいろんな進行をする上でやりやすくはなりましたが。
3−2.とはいえやっぱり追加費用はでるし、やりたいことは増える
それは仕方ない。
打ち合わせを進めている内にやりたいことができたり、あの代わりにあれがやりたい!とかは出てきます。それは素直に相談しましょう。我々の場合は、乾杯酒を式場定番のシャンパンじゃなくて、食前酒のような日本酒を提案して、わざわざ取り寄せてもらったり、鏡開きをするにも銘柄を指定したかったのでわざわざ取り寄せてもらうなどしました。
「譲れないようなこだわりには惜しまない」は大事。
先に述べたように、花や装飾などの「最低限では寂しすぎるので泣く泣くグレードアップ」みたいなお金の上がり方は納得がしづらいので、最初からある程度で見ておくのが大事。
4.進行を進めるうえでのコツのようなもの
今思えば、という点も多々あるのですが、やはり最初から妄想を爆発させておいてプランを盛っておくのも良い気がします。言い方を変えると、プランナーさんや式場の持つ引き出し・武器をちゃーんと見ておいて、ピースをはめていくようなスタイルで進めること。
大げさに言うと、進行の途中で新たな引き出しを開けて「はい、これは100万!」みたいなことが平気で起こりえますからね。
最初から最低限で考えておくと「最低限はやりすぎだろ」と思うオプションがあったりもするので要注意です。
話を戻して、進行していく上でのポイントとして…与えられた宿題はささっとやっちゃうことに尽きるなぁ。かつ、宿題をやりながらでた疑問はすぐに言うべきで、「プランナーさん」という担当者がいることを存分に活用していいと思います。何組も何十組も担当してらっしゃるプランナーさんですが、そりゃあプロですしその分のお金は支払っているし、プランナーさんに本当の想いを伝えないまま納得いかない式を挙げても仕方ないですからね。
我々は準備段階では同居していなかったので、なかなか打ち合わせが難しかったのもありますが、平日になんとなーく考えて、週末にガッと認識を調整するなどして進行していきました。
得意分野を働かせるのも大事。我々の場合は「結構いろんな選択肢を用意するのが好きな私」と、「直感で要望を決められるお嫁さん」の特性が生きた気がします。
と、言いながらも明確に役割を分担したわけではないので、時に私もこだわりを持った決定をしたし、お嫁さんが新たなる案を提案して納得したこともありましたが、それぞれのやりたいペースが自然にマッチした印象でした。
コツのようなもの要約:ご丁寧に「やること」と「締切」が決まっているのだから、どうアプローチして決めていくのかくらいは二人で考えてチャキチャキやろう(言うは易し)
今後更新する際には、実際に式を終えてから思った総括と、我々独自のこだわりポイントのようなものを紹介できればと思います。