この度、手術後1年間の服薬が終わり、晴れて禁酒生活ともお別れになった。
飲めるのに飲めない生活、誕生日も忘年会も正月もお酒を飲まないのは20歳を超えて初の体験だった。1年間って長いな。ほぼ毎日飲んでいたことを思うと信じられない。
代わりに楽しんでいたのがノンアルコール飲料だ。当ブログでも何度か取り上げて来たが、今回締めくくりとして楽しんできた商品を振り返っていこうと思う。
アルコール解禁からまもなく誕生日を迎えるでごさんへのプレゼントはこちらからどうぞ。
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- アサヒ ドライゼロ
- サントリー オールフリー
- キリン 零ICHI
- ヴェリタエスブロイ
- Amazon カチプラビアテイスト
- クラウスターラー
- 日本ビール 龍馬
- 龍馬レモン
- サントリー オールフリーライムショット
- サントリー のんある気分
- アサヒスタイルバランスサワー
- すこぶるハイボールなノンアルコール
- サッポロ 麦のくつろぎ(終売)
- サッポロ うまみ絞り
- アサヒヘルシースタイル
- アサヒドライゼロサマーショット(期間限定)
- キリン グリーンズフリー
- 総括
アサヒ ドライゼロ
なんだかんだでコレに帰ってきてしまうな、という枠。求めてしまうのはビールらしさなのか、ビールを飲んだときの「あ~ッ!」感なのか。一口目を喉に通すときの感覚はドライゼロが優れている。と思う。
お店でもよく見かけるので、なんだかんだで飲んだ量は一番多い。
とはいえドライゼロがデビューした頃は「やっぱりノンアルビールは独特の風味が…!」なんて呪縛からは逃れられないなぁと思っていた。その後の技術の進歩は凄まじく、あの謎の風味はだいぶなくなってきたように思う。あくまで「だいぶ」なので、どうしても飲み続けていると違和感が出てくるかもしれない。
一口目こそ、最初の喉越しこそ!みたいなところはある。でもうまい。
サントリー オールフリー
最近ラベルを一新したオールフリー。オールフリーは優等生なんだよね。サントリーの「良い水を使っているんです」感はスバスバ伝わってくる。美味しい飲み物を作っているんだよ、サントリーさん。カーッと飲むビールではないんだよな。筆頭のプレモルがソレに当たると思うんだけど。
ノンアルコールビールでもその遺伝子を感じる。ノンアルコールビールだよね。安定だよね。でもなんだか、独特の風味はあるよね。ノンアルビールってそうだなぁ~。の枠を出られない。そんな感じだった。忘れた頃に飲むとうまい。
キリン 零ICHI
表と裏を移してくる商品写真スタイル。キリン零ICHI。キリンと言えばノンアルコールビール国内流通の先駆けだ。FREEだよFREE。今はFREEは健康志向ノンアルラインにのっかってるのかな。今は一番搾りの製法で作ってますよ!推しの零ICHI。名前がいいよね、零ICHI。どっちだよ。(突然の手のひら返し)
零ICHIもなんだかんだで「大手のノンアル」の味なんだよな。何かってえと「あーわかるわかる。ビールっぽい。ただやっぱ独特の後味」みたいな。
それでも久々に飲んだらうまかった。←この筆者、雑である。
ヴェリタエスブロイ
ともかくヴェリタスブロイはうまかった。海外ノンアル、全然違うじゃねーか!みたいなところがある。 ベルギービールウィークエンドとかオクトーバーフェストで味わうような、「あ、そもそもビールの概念がちょっと違う!」みたいなね。そういうところがあるよね。ちょっとあっさりしている。
ヴェリタスブロイは気に入ったからリピートもしていた。海外商品の中では一番のお気に入りだったと思う。
Amazon カチプラビアテイスト
飲んだし記事も書いたんだけどあんまり記憶にないんだよね…なんだろうね、可もなく不可もなく…みたいな、安定感はあったんだけど、特別うまいわけでもなかった。まずいわけではないので、一回試してみてもいいと思う。
これを買い続けるよりも、ヴェリタスブロイとかドライゼロかな?となったのでリピートをしていない。
クラウスターラー
最近彗星の如く現れたノンアル。リカマンが発掘したのか?期待を込めて買ったら、これは結構好みが分かれそうなので注意が必要かもしれない。
まず「甘い」。甘いビールというのが新ジャンル過ぎて脳がバグる。あれ?美味し…い?美味しくない?なに?なにこれ?と、「求めていた感覚」とのギャップに戸惑いを隠せなくなり、最初私は「24本買って失敗した」とすら思った。
その後なんとなーくなれてきて、「こういう味かぁ」と思ったら付き合えるようになった。食事と合わせるのがいいんじゃないかなぁ…という味。麦芽の甘みなのだろうか。素人なので下手なこと言わんとこ…。ちょっと他の飲料とは違う特徴だったということだけ。
日本ビール 龍馬
いろいろ添加物を入れてないぜ推しの龍馬ビール。最近この記事へのアクセスがちょくちょくあるんだけど、何かで紹介されたのかしら。
肝心の味としては、たしかに特に何も入れてないんだけど、結果特に特筆する味にならなかったでござる。ノンアルビールの夜明けはこなかった。
『苦味が薄めですっきりした味わいのビール風飲料。~ノンアル独特の香りをちょっと添えて~』と当時の記事ではコメントしている。うまいこと言ってんな。
龍馬レモン
俺が買ったときとパッケージ違うんだけど。龍馬レモン。ずいぶんおしゃれになっちゃって…。龍馬レモンは完全にビールの土俵ではないでね。レモンビールってなんですかね。
『のんある気分 レモンサワー味』です。ビール感完全にどっか行った。レモンサワーっぽくて美味しい炭酸飲料に化けました。これはこれで美味い。ノンアル飲料として普通にうまいので、そういう方向性ではおすすめ。
サントリー オールフリーライムショット
この流れで出てくるのがサントリー オールフリーライムショット。
ビアテイスト飲料とはなにか?という質問を投げかけてくれる存在。これは完全に『のんある気分 ライムテイスト』です。ビールを求めたらライムサワー飲んでいたでござるの巻。これはこれでうまい。
…そう、ノンアル飲料、ビアテイストを求めると難しいんだけど、ノンアルサワーはうまいんだよな。うまいんだよ…。
サントリー のんある気分
ということでのんある気分。のんある気分はうまい。本当にうまい。お酒が飲めなくなったらのんある気分でいいんじゃないか?みたいなところがある。
いつも飲んでるサワーの旨さがそのままですからね。サワー飲んでる感じなんだけどノンアル!っていう背徳感?優越感?脳のバグ?を味わえる最高の商品!
アサヒスタイルバランスサワー
スタイルバランスは飲んでません。ごめんね。
あ、厳密に言えば唯一スタイルバランスのハイボールテイストは飲んだけど、あの…。えっと…。
すこぶるハイボールなノンアルコール
ハイボールと言えばこのすこぶるハイボールなノンアルコール!これはうまかった。これはうまかったんだけどもう買えないのかな。Amazonで取り扱いを見かけなくなってしまった。残念だ。これは美味しかったのでリピートをしたような気もする。
サッポロ 麦のくつろぎ(終売)
買えなくなってしまって残念の筆頭は麦のくつろぎ。これは何度でも言うけど「ノンアルビールの正解の一つ」だったと思っている。
ノンアルビールにありがちな風味を味方につける!なんなら香りを重視したビールにする!という「ノンアルを変える」という言葉に偽りなし!!!の商品。ビールのガツンと感はないけれど、フルーツビールを飲んでいるような感覚を味わえる、素晴らしい商品だった。素晴らしい商品だったんだよ…!サッポロさんよお……!!!!!
(私はうまくてありがとうメールも送り、終売して残念ですメールも送りました)
サッポロ うまみ絞り
そんなサッポロさんの新商品がこちら。うまみ搾り。はいなるほど、ノンアル→健康志向→機能性表示食品商戦ですよ。
特にコメントはありません。というかサッポロはサッポロプラスでも似た系譜を出してるんだよな。
サッポロ、トクホブランディングか?
アサヒヘルシースタイル
こちらはアサヒのトクホ。ノンアル=トクホみたいな流れはわからないでもない。アルコールを気にする→ノンアル→健康も気にするみたいな顧客をターゲットにしているのだろうな。ビールっぽいものを飲んで、健康に資するなら万々歳じゃないか!!
ええーいこちとらビールっぽいのをおいしくビールっぽい…ビールっぽいものが飲みたいんじゃい。。脂肪の吸収を抑えたり尿酸値を抑えたいからノンアルを飲んどるわけじゃあないんや…。
金色アサヒ、美味しいんだけど「いろいろはいってんな」感が際立つので、「そうじゃねえんだよ」としか。
アサヒドライゼロサマーショット(期間限定)
そんな健康志向に商品開発が傾いているノンアルコール商戦の中、尖った商品を引っさげて登場したのがアサヒでした。ドライゼロサマーショット、「のどごしの清涼感!!!!」で勝負をしてきたこの商品は、ビールの深み的なものを犠牲にしつつ、清涼感のある香りでのどごしをガツンと攻めてきた大好物の商品でした。なるほどうめえ!!
※ただし季節限定のためそろそろ終売。っていうか店頭で見かけたことなかったんだよな…店頭のノンアル棚もっと増えてほしい
キリン グリーンズフリー
冷凍ビームを覚えたカメックスのような攻め方をしてきたアサヒに対して、キリンは自然派ナチュラルフシギバナ製法での新作を投入。グリーンズフリー。
【麦とホップでおいしいノンアル】
麦は麦芽適温仕込みによりゆたかな味わいを引き出し、ホップはキリンの独自技術「ホップアロマ製法」にて過度な苦みを抑えることで、それぞれの素材本来の良さだけを引き出しました。また、低温麦汁ろ過により雑味をとことんなくし、おいしい味わいを実現しています。
言いたいことはわかるぞ!!という味だった。素材の味を活かしたらこうなるんだけど、発酵醸造しなかったらこんな感じなのね…それをビールっぽくしたらこうなるのね…みたいな味だった。うーん。わかる、言いたいことはわかる。みなまで言うな。
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総括
いろいろ飲んできて思うのは、日本のノンアル製法において…というか、ビールの製法において、こういった「麦」「ホップ」の素材の味を活かすのは、酵母の働きでアルコールができて初めて良い感じになるんじゃねえの?ということである。それを言っちゃあおしまいだ。
とはいえそういうことなのだ。ビールらしさを出そうとして同じ製法を使ってるとは言え、同じ素材を使ってるけどビールの製法とは途中から外れているのだ。その辺詳しくはこちらの記事がわかりやすい。
「ビールっぽいものを作っている」のが日本のノンアル製造。
「ビール作ってアルコールを抜いてる」が海外のノンアル製造。そりゃあ味に違いがでるわけです。海外ノンアルをもっと試せばよかったなぁとも思っている。
1年に渡るノンアル生活によって、毎晩ビール飲んでた生活が一変した。これには良い作用もあって、「晩飯の時に飲まなければ、いろいろできることもあるなぁ」という気づきを得た。(当たり前だな?)
運動も勉強も、酒が入らなければそれなりにできる。なんということでしょう。(当たり前だな?)
ということで、適宜ノンアルを嗜む日も続くように思う。海外ノンアルもいろいろ試してみるかなぁ。その際はまた紹介しようと思う。
とりあえず酒が解禁となったので、その間に発売されて、「ああー飲める頃までに終売しないでほしい!!!!!」と思っていたアサヒ ザ・リッチとサッポロのゴールドスターを飲もうと思う。
まだ売っててよかったーーー。
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