DegoReco

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キリンとサントリーから脱アルコール製法のノンアルビールがほぼ同時に発売されるんだけど、急にブームが来ました?

ある日、コープのカタログを見ていたお嫁さんからむむ、と声がしたので見に行くと、「こんなん出るみたいよ」と教えてくれました。

ラガーゼロ キリン ノンアルコールビール350ml×24本 ノンアル キリン本格醸造ノンアルコール

 

キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ|ノンアルコール飲料|キリン

↑こんなん。

あらまぁ。キリンさん、零ICHIとは別ラインのノンアルコールビールを出すんだ?ってことはこれ、もしや「ビールの製法を用いた上で脱アルコール処理をした『脱アルコール製法』の商品」かな。アサヒがすでに販売している『アサヒ ゼロ』と同じ路線ですね。

海外ではポピュラーな製法なのだけど、従来日本のメーカー各社は違う製法で作っていて、なんかコレジャナイ感じがずっと続いていたのよね。雑に言うと「ビールを作ってアルコールを除いた」ものと「ビールっぽい味のノンアル飲料」とそもそも製造方法が違いました。

当時調べたときは酒税法とかの関係で脱アルコール製法だとそんなに安くできないから、日本ではそんなに浸透してなかった…みたいな感じだった気がする。そんな中、大手だとアサヒゼロが2023年に初めてこの手法を取り入れてウリにしていたイメージ。イメージなので、違ったらすいません。今調べたら2023年関西先行発売だったんですね。そういやそうだったなあ。

キリンもついにこの路線を出すのかぁ…ってサントリーからもほぼ同じ時期に近しい商品が発売されるらしい。サントリーが9/24、キリンが9/30。

The BEZERS(ザ・ベゼルズ)350ml 24本 [6缶包材あり] 【ビールのような満足感】 [サントリー ノンアルコール ビール]

ザ・ベゼルズ|サントリー

発売時期あててきてるの?この業界っていつもそうだね。新商品を出すときってある程度時期を合わせてる?「せーのでやろうね?」「ってアレ!ちょっと一週間違うじゃない!」みたいなことやってる?

定番商品についても毎年毎年「新」ってつけてラベルデザインかえちゃってさ。同じラベルをずーーーっと使ってコストを削減したほうがいいんじゃないの?

 

…随分話がそれてしまいました。

なぜこうノンアルビールに強めに反応しているかといえば、5年ほど前に病気の治療で禁酒生活を送った時に様々なノンアルビールを飲み比べたことがあるからです。俺はノンアルビールについて少し詳しいぞ。

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当時「脱アルコール」製法の海外ノンアル『ヴェリタスブロイ』を飲んで、「うわ~全然違うな!」と感動したものですから、今回キリンとサントリーという大手もその路線を展開してくれるのは嬉しいですね。

その後、脱アルコール製法を謳ったアサヒゼロが発売されたときは「ついに!!」と興奮したものでした。飲んだ時に興奮したかはあんまり覚えてないけど…。アサヒで一番感動したのはサマーショットだった。

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キリンもサントリーも同時にノンアルビール新路線を発表するのってなんなんだろう。今まではこの製法のコストだと市場単価がきびしかったけど、いろんな酒が値上がりしている中で少しは戦いやすくなった…とかなのかな?そもそもノンアルビールの注目度が高まってる?

妊娠・授乳中の方や車の運転を控えた方、私のように病気でアルコールが飲めない方など「事情によりビールは飲めないけどビール的なものが飲みたい」人にとって「おいしいノンアルビール」の選択肢が増えるのは嬉しいことだなと思っています。各社がんばっておくれ。

そしてサッポロビールは『麦のくつろぎ』再販してください。俺は何度でも言うぞ。あれは完全にノンアルビールの革命児だった。「ノンアルビールは独特の風味があるからどうしてもビールっぽくできへん…せや!あの風味を活かしたフルーツビールっぽくしたろ!」という天才の発想。確かによくあるビールのうまさとは違うけれど、「美味しいノンアルビール」として一番輝いていました。美味しかったんだよなあ。

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