あけましておめでとうございます。本年もDegorecoをどうぞよろしくおねがいします。
さて、年末年始はお嫁さんの実家に帰省したわけですが、道中の特急電車やのんびり過ごす時間の中で、前回紹介したBABA IS YOUを楽しんでおりました。
いや本当にこのゲーム末恐ろしい。「わー、ルールを変えてクリアするパズルだ」と言うだけで新鮮だったのに、ルールの要素がどんどん増えていくし、複雑になる分快感も増すし、ゆくゆくは「ゲーム自体がやばい」になります。何を言ってるんだ?
うんうん考えているうちに時間が過ぎ、早くも50時間くらい費やしていてそこにもまた驚くことになるわけで。
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ゲームの進ませ方が絶妙
新しいギミックが出てくるようなら、まず「このギミックはこういう効果があります」というステージになっていることが多い。次の面で「ではこれを利用してみましょう」、次に「ではこれを逆手にとってみましょう」といったようなステージの流れになっている。
その後は過去のギミックと組み合わせたり、新しいギミックの特性をどう活用するのかを考えながら解いていくことが求められる。着実に「解くためのエッセンス」をプレイヤーの経験値として溜め込んでくれている。そのうちに「実はこのギミックにはこんな効果もある」ことに気付かされていく。
例えば、【MOVE】という要素。【○○ is MOVE】にすると、それが勝手に動いてくれるようになる。勝手に動いてくれるソレは、ものを運んでくれるだけではなく、【YOU(自分自身)】だと死んでしまう【DEFEAT】という要素を無視して進むことができる。…ということにプレイヤーは気づく。【YOU】では行けないエリアに、他の要素を運ぶことができる。…ということは…?みたいな気づきによりパズルを解くことができる。
初出だったかどうかは忘れたけど…。【BOLT IS MOVE】にすると、稲妻が横向きに動いてくれるようになる。←この向きの変え方も重要になってくる。
トライアンドエラーが簡単
間違えた操作をすると詰むことが多々あるのだけれど、「一手戻る」が搭載されていることにより、1からやり直しではなく、巻き戻してやり直すことができる。(一手どころかずっと巻き戻れる)これによって仮説を立ててトライアンドエラーを繰り返すことが高速でできるので、とりあえず試してみるを繰り返すうちに何かが見えてくることがある。これがPDCAですか?
スイッチ版ならXボタン(上のボタン)でUNDOが可能で、何手前まででも戻ることができる。
出来ない面は飛ばしても良い
ステージセレクト式なので、なんぼ考えてもわからないステージは無視しても大丈夫。各エリアのノルマ数さえこなせば次のエリアが解放される仕組みになっているため、最悪解けそうなステージだけ先にこなすのもアリです。(まぁ、そのノルマだけはこなさなきゃいけないので、全部飛ばしていいわけではないけれど…)
左がワールドマップ。チュートリアルステージを超えると、各エリアへの道が拓ける。各エリア(写真右)の中にステージが用意されている。ノルマは右上に書いてある。
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さて。これからはゲームを進めた先の内容について少し触れることを書いていきます。一応エンディングは見たのですが、あの、ちょっと色々一筋縄ではいかなくて。
ぜひちょっとでも遊んでみてから読んでもほしいし、これを読んで「ええええ気になる」と始めてもらってもいい。とにかく一緒にこのゲームでワイワイ言える人が増えてほしい。詰まったステージがあれば、答えは言わないようにしながらのヒントを出して協力しますので。(ツイッターでお気軽にどうぞ)
チュートリアル面を除き、基本的にワールドマップ→エリアを選択→そのエリア内のステージを複数クリア→次のエリアが解放…となるわけですが、進めていくと、ワールドマップ自体がステージになっている!!なんてことに気づきます。何を言ってるかよくわからないと思うが、それは自分の目で確かめてくれ。
おや…?と思うことがある
また、【LEVEL】という要素も登場する。これはそのステージそのものを指し、【LEVEL IS DEFEAT】になると、ステージそのものが崩壊して無に帰す…なんて事が起きる。LEVEL IS BABA にしてみたときの衝撃といったら。
LEVEL IS WEAKにした瞬間ステージが崩壊するのも衝撃。
また、今までは1ブロックで単語を作っていたのに、アルファベットを利用させてくるステージも登場してきて今までの常識をぶち壊してくる。
思わず笑ってしまった。
「こんなことまで考えてるのかよ」みたいなことがたくさんあって、面単位で「パズルの理を変えていくのか!」から更に踏み込んで「あ、これゲーム自体がパズルなんか!?」と気づいた瞬間、思わず声が出てしまいました。「うわ、このゲーム気持ち悪っ!!(賛辞)」
ワールドマップがパズルになるの本当に怖かったし、「もしかして、これもできるってこと?」と思ったら本当にできちゃったときの「こんなことまで考えているのか!!」感は、UNDERTALEで感じた衝撃に近いものがありました。淡々とパズルを解いていくゲームかと思ったら、こんな二重三重のトリックが隠されているなんて思わないじゃない。
まだいくつか飛ばしたステージもあるし、隠し?ステージが解放されちゃったのでそれを遊んでいるところなのですが、本当にこのゲーム奥が深すぎる。製作者の手のひらの上で踊らされている…。恐ろしいゲームやで、BABA IS YOU…。