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【献血デビュー】体重が少し足りず400ml献血はできなくとも、献血ルームでの成分献血ならできたぞ、という話

いきさつ

2025年の抱負として「400ml献血をできるようになる」を掲げてから、冬を越し春が過ぎ夏が終わ………なかなか終わらないな……8月も終わろうとしている。記事を書いた頃の体重からは1kgぐらい増えたところだ。

夏バテなんてどこ吹く風とばかりに、ここ数週間は私の食欲がモリモリになり、日々体重が微増し、もう少しで400ml献血が可能な体重に乗ろうとしている!…ので、少し気が早いけれど献血のweb会員サービスに登録した。このサービス上で献血の予約をしたり、ポイントを貯めたりするようだ。

www.kenketsu.jp

まだ初回の献血をしていない時点では『プレ会員』として、次の予約をとること、事前の読み物で予習したりクイズに回答してポイントを貰うことのみが可能だ。献血をすることで献血カードが発行され、正式な会員になれる仕組みになっている。

成分献血も需要が高い

会員登録を機に献血について改めて学び直してみると、200ml/400mlの全血献血とは別の成分献血』も実は優先度が高いことに気がついた。

日本赤十字社では、献血をお申し込みいただいた方のご意思を優先し、献血によって体調を崩すことのないよう、健康状態について慎重に確認した上で成分献血、400mL献血のご協力をお願いしています。

献血の種類|献血の手順|献血の流れ|献血について|日本赤十字社

献血で提供された血液のうち、半数以上がくすりの原料として使用されています。くすりの原料となる血漿を多くご提供いただく血漿成分献血の必要性は一層高まっています。

血漿成分献血について|献血について|日本赤十字社

全血献血の場合は200mlよりも400mlのほうが優先度が高いのは認識していて、その流れで「今の自分にできる献血の種類は優先度が低い」と『成分献血』まで需要が低いものだと勘違いしていた。体重45kg~から可能な『成分献血』も需要が高かったのだ。

なんなら非常に困っていた

引用:大阪府赤十字血液センター|日本赤十字社 2025/8/20時点

普段街なかで見かける献血バスでは400mlしか募集をしていないから*1、「400mlでは俺は…俺は…!役に立たない…!」と唇を噛み締めていたけど、今の自分でも役立てる場面があるのだ!!それに気づいた翌日がたまたま『献血の日』!これはもう巡り合わせだ。400mlの全血献血の前哨戦として、成分献血に行こうじゃないか!と、早速最寄りの献血センターの予約をとった。

1964年( 昭和39 )年 8月21日、日本政府が『輸血用血液を献血により確保する体制を確立』することを閣議決定しました。このことから、毎年8月21日は「献血の日」とされています。

8月21日は「献血の日」です|トピックス|血液事業全般について|献血について|日本赤十字社

献血クイズに答えて5ポイントゲットしている図

献血ルームの場所や献血バスの運行状況はwebで検索ができるので、最寄りの場所をチェックしておくのがおすすめ。
献血ルーム|施設案内|赤十字について|日本赤十字社
献血バスを探す|献血について|日本赤十字社

献血当日

※あくまで私が訪れた献血ルームの話なので、他の場所では細やかなところが異なる場合があると思います。ご参考まで。

事前問診

当日の朝、ラブラッド上で事前問診に回答する。氏名や既往歴、直近の服薬有無、渡航歴や予防接種の確認などなど。他者のために使っても大丈夫な血液なのか?という観点から非常に重要な問診なのでしっかりと内容を確認しながら回答する。

献血をご遠慮いただく場合|献血の流れ|献血について|日本赤十字社

ちなみに、問診回答は予約当日に可能となる。前日に予約した後すぐ回答しようとしたら問診回答ボタンがグレーアウトしており、不安になって調べてみると「当日から回答できるよ」と判明したので一安心…という一幕があった。

受付

予約時間に会場につき、受付でラブラッドに表示されている会員コードを読み込んでもらう。

「初めての献血ですね」といくつか口頭で補足説明や同意事項について説明をしていただいた。身分証明証で本人確認を行い、今後の本人確認用にと暗証番号と生体認証の設定を行う。体重を測って最終確認を済ませると、整理券代わりのリストバンドと、初回献血者の証として赤色のネックストラップを渡される。ネックストラップをつけていることで、「この人は初めての献血だわ。気を付けて見ておかないと」と係の方々が認識してくれる。遊園地の誕生日バッヂみたいな感じかな(違うよ)。

待合

待っている間に飲み物をよく飲んでね、と言われ待合ブースへ解き放たれた。献血センターによって待合ブースの広さや設備は違うだろうけど、今回私が訪れた献血センターはどちらかと言うとこぢんまりした方だと思う。いくつかのソファと、一人ずつ使える小さなテーブルと、その上に鉄分やカルシウムが補給できるお菓子がたくさん設置されていた。

ブルボン しっとりソフトクッキー鉄分 293g×12袋

ボタンを押せば好きな飲物が抽出される紙コップ式自販機を利用して事前の水分補給を行う。俺は…こういうときに見かけると絶対にリアルゴールドを飲んでしまう男…。他にもスポーツドリンクやコーヒー、ココアなどホット・アイス各種取り揃えている。

他にはジャンプやヤンマガのような漫画雑誌が数冊と新聞紙が備えられていて、小さなクリニックの待合室感があった。事前に読んでいた他の人の献血のレポートによれば本棚があっていろんな漫画が読めたりするケースもあるようで、もう少し大規模な献血センターだと様子も違うのだろうと思った。

お手洗いの中には「気分が悪くなったら押してね」ボタンがそこかしこに備えられていたのも印象的だった。

問診・検査

少しすると医師の問診に呼ばれた。その場で血圧を測り、事前に書いた問診票に関していくつか確認をされる。実は先日受けた健康診断で「まぁちょっと異常があるけど日常には問題ないね。来年また見ようね」という所見をもらっていた箇所があり事前の問診票で素直に申告していたのでそれを確認される。詳細を伝えるために健康診断の結果表を持参していたので確認してもらい、献血には問題ないことを判断してもらった。

「これくらいは問題ない」と判断するのは自分ではなく医師の役目なので、少しでも不安なことや過去に指摘されたこと、既往歴で気になることがあるならば正直に申告しておくべきである。

問診が終われば次は血液検査だ。採血基準を満たしているかの判断や、血液型の確認を行う。ちょいちょいっと血を抜かれ、その場でカラフルな液体に混ぜただけで血液型が当てられた(当てられたは違うね??)。えっ!血液型ってそんな絵の具を混ぜるような感じで判定できるの!?

血液検査の結果は後日ラブラッド上に反映されるらしい。自分の血と向き合うことなんてあまりなかったから、どんな感じで見ることができるか楽しみだ。

今までの進行の中で、お話する人お話する人「初めて来てくださったんですね」「どうして献血をしようと思われたんですか?……素晴らしい!ありがとうございます!」「緊張されてますか…?」などなど、大変に手厚くフレンドリーにちやほやしていただけた。シンプルに不安も和らぐし、来てよかったなと思わせられる。

いざ献血

採血が終わり少し待っていると献血の部屋へと呼ばれた。テレビ付きのベッドに寝かされて、腕を大きめのアームレストに置く。ベッドの頭の部分にはスピーカーが内蔵されており、テレビの音はここから聞こえるようになっている。テレビのリモコンもあるので好きな番組にしていいし、不要なら消してもよさそうだ。音を出さなければスマートフォンを触っても構わない。小さいテーブルがついていて、ここに飲み物を置くことができる。献血中も担当の方が「何を飲みますか?」とおかわりを持ってきてくれた。至れり尽くせりすぎないか?すごいな??

成分献血は量に応じて40~90分かかる。私の場合は60分くらいと言われた。肘の内側から血を抜かれている間、アームレストの上に置かれた湯たんぽの(の上のタオル)上で腕を休ませる。温めると血流が良くなるとかなんとか。

初めてなので成分献血の説明もしてもらえた。びゃーっと抜かれた血液は機械の中で遠心分離をかけて、成分ごとに分離される。血小板・血漿成分だけを取り出したうえで、赤血球・白血球を体内に戻す仕組みとなっている。全血献血に比べて時間はかかるが、体内での再生に時間がかかる赤血球を体内に戻すため、体への負担が少ないのが特徴だ。

血を抜かれてるなーー…と思ったら、ふっと二の腕に巻かれていた機械の圧がゆるみ、冷たいものが腕に入っていく感覚を味わった。「今血液が戻されているところです」と説明される。ひゃー!!なんだこの感覚。すごい。今更だけど抜いた血を戻すってなに?すごいね???しばらくすると再び二の腕が軽く締められ、特に冷たい感覚がなくなった。今回はこれを3セット行うことになるらしい。体重等に応じて機械が自動的に採血量を設定し、自動で採血・遠心分離・返血を行うようだ。

その間はたまたまやっていた甲子園を見たり、でかくなって片手で操作しづらいスマホを眺めたり、飲み物を飲んだりしていた。少し仰向けで寝ながら飲み物を飲むのって結構難しいなあ。赤ちゃんにミルクをあげるときって結構これくらいの角度だけど、飲みづらくないのかな…ちゅぱちゅぱごくごく飲んでるよな……と不思議な気持ちになった。

ど平日の朝イチの時間帯で来たにも関わらず…いや逆に朝イチだから都合がいいのか、用意されていた献血ベッドがほぼ埋まるくらいの人が献血に来ている様子が伺えた。献血する人って結構いるんだなぁ!

異変

ラストの3回目の返血が行われているくらいの頃、急に眠気に襲われた。あーあ、もう寝てる時間もないだろうな。さっさと寝てればよかったなぁ…なんて思っていたら、一気に血の気が引くような感覚に。直感的に「あ、これは顔色が悪くなってるやつや」と思い、担当の方に気分の悪化を伝える。案の定顔色の悪さを指摘されて血圧を確認すると、ガッと血圧が下がっていたのでより頭の位置を下げる寝姿勢にされる。

深呼吸を繰り返していると少しずつ気分が収まってきて、一瞬襲われた吐き気もどこかへ消えたようだ。顔色も徐々に回復した。過去に何度か経験がしたことがあるような感覚だったのと、血を抜いたらこういうこともあるかもしれないし、だいたい時間経過でマシになるというのをインプットできていたので特段慌てることもなかった。つきっきりで担当の方が看てくださっている環境である、というのも大きい。

とはいえ血圧が一時的に随分と下がってしまったので、医師の判断で点滴を受けることになった。「初めての献血なのにすいませんね」なんて言われてしまったが、とんでもない。いろいろお手数をかけてしまい、とても丁寧なケアをしていただき恐縮である。ほぼフラットに寝ているので飲み物も飲みづらかろうとストローをさしたペットボトルを口元に運んでいただいたりと、本当によくしていただいた。

とはいえ…成分献血でこれだと400mlなんて無理なのか?と不安にもなった。「いえ、でも今回量的には400以上摂らせてもらってるんですよー。」と、黄色い液体が詰まったバッグを見せてもらう。わーーーーすごい。抜いたねーーー。(参考:<血液センターだより>成分献血について|新着ニュース・プレスリリース・イベント|島根県赤十字血液センター|日本赤十字社

成分献血は所要時間が長いからその影響もあるかもしれない。400は400でさっと終わるからマシかもしれないし、逆に短時間でギャッと抜くからそれが影響する可能性もある。そもそも今回は初めてだからこその緊張感が影響しているかもしれない。一方で献血に慣れている人であってもその日のコンディションによっては同様のことが起こる可能性がある。……ということで、私が特別にどうのこうのというわけでもないよ、とフォローしていただいた。次は大丈夫かもしれない。(だから、これに懲りずに是非また献血してくださいね。)

終了後・休憩

点滴を受け、血圧も通常通りに戻ってきたので終了。ゆっくりと立ち、気分を何度も確認されながら待合に戻る…間もなく医師の診察を受ける。血管迷走神経反射(反応?)だと説明を受けた。誰しもコンディション次第で起きるかもしれないものではある。ただ、もし続けて同じことがあったら、献血に向いてない体質なのかもしれないと言われた。ぐぬぬ、次はもっとしっかり睡眠を取り、食事もとり、水分もがぶがぶにとったうえで臨むぞ…!水分は本当に大事みたいだ。今回は水分補給をしつつも献血前にお手洗いにいったため、その後の補給が足りなかったのかもしれないと自分に言い聞かせる。

医師のOKが出たあとは、少し休憩してから帰ってくださいね、と念を押される。今回体調を崩した献血者なので、帰宅確認の電話連絡をすることにもなっているようだ。そこまでケアしてくれるの…!?「家に帰るまでが献血です」とのことでした。なるほどね。

待合で休憩をとっていると、スタッフの方がいろいろと持ってきてくれた。献血カード、初回の記念品、献血カードをアプリに移行した記念の品、近日中に何かあったら連絡してほしい旨のパンフレットなどなど。「初めてなのに色々大変になってすいませんね」とここでも言われた。いえいえ本当にとんでもない、こちらこそご迷惑おかけしました…。

発行されたもののすぐにアプリ会員証に移行することになる献血カード

初回ボーナスの一部

数杯飲み物をいただいて、置いてあったお菓子もちょっとつまんだところで献血ルームを後にする。すっかりお昼になっていたけど、お昼休みだから?昼食後だから?と友達同士待ち合わせて献血に訪れていらっしゃる方の姿も見られた。そういえば…傘立ては鍵付きで、荷物を預けるロッカーも完備していたことを記しておく。

献血が終わったらたらふく昼飯を食うぞ!と意気込んでいたが、最後にたらふく飲みまくったおかげでお腹がたぽたぽになったのと、はよ帰れと言われていたので最低限の昼食で済ませて家に帰る。事前に会話していた通りの時間に電話がかかってきて、無事の帰宅を報告した。これで私の初めての献血が終了。ラブラッド上には早速献血を行った記録がつけられていて、一定の日付以降の予約がとれるようになっていた。

翌日

翌朝には血液型と献血に伴うポイントがラブラッド上に反映されていた。1週間後くらいには血液検査の詳しい結果が反映されているのかな。楽しみだ。……と書いていたら、夜に検査結果が反映された。早くない???

詳細を見ると数値の意味と基準範囲の説明がある
直近三回分が比較できるようだ

今回初めて献血をしてみた結果、献血ルームの方々ひとりひとりにとても良くしていただいたし、実際に採取した量を見せられると「結構役に立ってる感じがする」と嬉しくもなり、とてもいい経験をしたなぁと感じている。

献血時の特典は献血ルームによって異なるっぽいし、施設の作りも違うだろうから色々な献血ルームの様子を見てみたいとも思ったけど、帰宅までの安全性を考えると最寄りに通うのが安心かもなぁ…。いやあ…梅田周辺まで足を伸ばせば献血ルームがいくつもあるから、いつか試してみたいけどなー…。近所で献血バスを見かけることもあるので、400ができるようになったらバスも経験してみたい。

迷走神経反射があったとはいえ、時間経過ですぐに落ち着くものだと割り切れたので、今後もひるまずにリベンジしていきたい。体重が目標に届くまでもう少しかかるだろうから、次も成分献血かな。400を抜いたら次回は結構間隔をあけないといけないから、一度か二度成分献血を挟んで、年内に満を持して400の献血を達成!みたいな空想をしている。

*1:成分献血は時間がかかるし作業工程も違うから、献血バスは400mlの献血に絞っているんだろうなぁ