DegoReco

でごのつづるレコメンド。レコード。おすすめと、記録。

stay 病室(入院)、stay home(療養)、stay home(自粛)をここ最近で経験しているなぁと思いを馳せた雑記

お題「#おうち時間

あいも変わらずstay homeである。

仕事も在宅勤務が原則となり、最初のうちはまぁ快適快適となっていたが、そもそもリモート風土が根付いていなかった弊社である。情報や状況の共有がツールも風土も整っておらず、それによる不具合が少しずつ出てきている。

これを機に働き方をより良くしていきたいと思って、チコチコとがんばっているところだ。いくら「メールで担当者に送るより、teamsでチームメンバー全員に投げてくれ。お互い状況が共有できたほうがイイ」と言っても延々とメールが来るので、なかなか道は険しい。

そういった仕事のことも、また記事にしたい。リモート環境で働いていると、いろいろ課題が見えてきておもしろい。

 

さて。最近仕事の記事ばかりが続いていたので、今日はちょっと気楽に。こうして家に籠もることを強いられる日々を、なんだかこの半年くらいちょくちょく経験してきたなと思ったことを書いていく。話がどんどん逸れていくので、ご了承願いたい。 

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2019年8月末~9月上旬 病院に籠もる

人はこれを入院と呼ぶ。

さっそく舞台が家じゃないぞ。

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昨年の夏の終り、手術をした。レントゲンやCTで肺の周りに何か不思議なもんがあったことが原因だった。「切ってみると、肺の周りに悪い菌がいたっぽくて、ちょっと膿が溜まっていたので取り出しました」が結論だった。元々想定していた症状よりも軽く済んだのは幸いだった。

軽く済んだのだが、「悪い菌」がタチ悪く、個室に隔離されることになった。発症が認められたらガチ隔離で転院級だったが、そこまではいたらなかったのは幸いだった。不幸中の幸いが立て続けに起きていく。 

それから10日程度、「部屋から一歩も出られない」状況となる。見舞いも親族しか認められなかった。(入室時はちゃんとつけたら息苦しくなるマスクの装着が義務付けられる)

そこそこ広い個室に入れたはいいものの、チューブに繋がれ、術後の痛みもあり動きがとりづらい。身を起こすのにも一苦労だった術後当初は、どうなることやらと不安にもなった。会社の休みを伸ばそうとも決意した瞬間だった。

病院の朝は早い

「おはようございます!検温と傷口の確認、そして採血しまーす。」

みたいなのが6時とか7時とかにある。起床即採血という世界。勢いにウケちゃってるうちに朝の恒例行事が終わる。

術後すぐは、動くと痛いし、そもそも色々繋がれていて動きにくいし、エネルギーもないし…で持ち込んだ本もゲームもスマホもあまり触れず、とにかく寝ていたような気がする。痛み止めも摂取していたが、空ける必要がある6時間の感覚の度に痛みがぶり返し、半強制的に目が覚めたりもしていた。

病院の飯は多い

おそらくこの年代の男性カテゴライズで食事量が調整されていると思うのだけど、部活の米かよと思うくらい米が盛られていた。

普段食事をそんなに食べるわけではないし、なんなら1日寝たきりが続いているのに……なんとある程度食べることがができていた。美味だったのもあるが、生命力を摂取しようと本能が訴えていたのかもしれない。手に点滴刺していたのと、指先にレーザーはめ込んでいたので、食事は取りづらかった。レーザーではない。

 ちょっと慣れてきたstay 病室

痛みも少しずつマシに、身動きもなんとなーーーーくマシになったあたりで、持ち込んでいたドラクエ5(DS)を再開。結婚相手に悩みながら世界を救いに奔走する。 

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 後はとにかくインターネットだ。病院にもwifiは飛んでいたが、病室の場所の関係か不安定だったので、wifiレンタルをした。これによって動画コンテンツも楽しめるようになったのは大きかった。アマゾンプライムビデオで鬼滅の刃を見て、1話の重たさに打ちのめされたのはいい思い出だ。(いったん挫折した。入院中に見るものではなかった)

あと病室ではCSが受信できたので、プロ野球を楽しんでいた記憶があるが、カープは…うっ頭が…。

普通に選ぶとべらぼうに高くなる個室に、病院都合で入れたのは貴重な経験だった。そもそも、トイレに行くにも機械のつけ外しが必要で毎回ナースコールしていたので、他の入院患者さんがいない環境は、変な気遣いせず治療とリハビリに専念できてよかった。それにしても看護師さんたちは昼夜問わず様子を見に来てくれて、本当にありがたかった。

 

今入院していたら、どうぶつの森を遊んでいたのだろうな。面会もできない中では、オンライン上で誰かとコミュニケーションを取ることがどれだけ尊いかを感じる。

読書もした。サイボウズ式編集長 藤村さんの本を読むなどしていた。今こそ自己研鑽を!みたいなモチベも入院前はあったけど、いざ入院すると、日々を過ごすことのエネルギーがまぁまぁ必要となったので、なかなか勉強モード、読書モードにはならなかった何かをインプットする、ということは心の余裕も必要だと知る。

 

が、サイボウズ式の本は読みやすかった。藤村さんとは近い将来、何かしらの形で関わりを持てそうで楽しみにしている。

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 入院後はstay homeだった(9月上旬~10月下旬)

管が抜けてからは早かった。管が抜け、隔離も解除され大部屋に戻り、即退院。久しぶりに「歩き回る」感覚に戸惑いを覚えながら、淡々と退院した。わぁー。怖い。管が入って不自由だった状況に体が適応していて、「痛みをかばう」モーションになってしまう。

服薬生活と禁酒生活とリハビリ生活と

 とにかく薬が多い。病気を良くする薬ではなく、体内に残っている(かもしれない)菌を殲滅するために飲み続けなければならない。これ、「薬でよくなる」わけじゃない…つまり自覚症状がないので、服薬をやめてしまう患者さんも多いらしい。

しかし、半端にやめてしまうと「抗体を持った菌」が爆誕してしまうのだ。それが一番恐ろしい。それを防ぐため、保健所の人も出動してくる。ちゃんと薬が飲めているのか、定期的に確認をする仕事だ。国や地方自治体が定めたルールに基づいている。

今は保健所の人が心配だ。日々、私のような患者も相手にしながら、新型コロナ案件で多くの人手が割かれている。とはいえ、元々の業務は業務で遂行しなければならない。

保健所の業務は本当に物量戦な感じがしている。私の案件も、面談して確認するとか、医療機関に出向いて確認するとか…書類周りの手続き等、1つ1つの対応が大変そうに見えた。

そんな中、最近明るいニュースを見た。こうした業務の効率化が自治体に広がっていくと良いと思う。「担当が情報を得てきて、保健所のデータベースに反映させる」ではなく、「情報を集約できる」システムが生まれると大きく変わるのではないだろうか。

topics.cybozu.co.jp

そもそも、私がかかっている病気についても、別に全国の自治体と情報を共有できているわけではないらしい。どこで患者が発生し、その行動範囲はどうであって…みたいな情報こそ、全国の保健所で連携できたほうがいいんじゃないかなぁ…などと考えてしまう。たまたま居住地にある保健所が対応してくれているが、行動範囲が他の市区町村、ならびに県外まで及ぶこともある。このデータを、居住地の保健所だけで留めておくのはもったいないのでは?と思わなくもない。

 

あと、らくらく服薬ゼリーはまたしても私の人生を救ってくれた。しかし、龍角散…社内のいざこざが中々どうしてそんなことに…と思うことが多い。

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行動範囲は増えたはずだが、行動ができない

なぜなら痛いからだ。

会社は当面休み、退院後は自宅にいる。遊びに行こうと思ったら行ける…が、傷跡が痛い。傷だけでなく、体内の処置の反動が大きい。体の内側からヒリヒリするというのは新鮮な感覚だった。皮膚周りの神経がちょっと敏感になっていた。服が擦れる度にヒリヒリしていた。難儀なものだ。術後って大変だなーと思うなどした。

ゲームの中では、活動ができる

ドラクエ5をクリアしたのち、untitled goose gameやドラクエ11Sを遊んだ。

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リハビリのステップを間違えた

当面は近所の散歩で運動不足と、外に出る練習をしていた。

1ヶ月くらいした後に発売したリングフィットアドベンチャーをやったら、リハビリの段階を5段階くらい飛ばした「トレーニング」になってしまった。

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ノンアルを試しまくる

これを機に様々なノンアルコールを試してみようと思い立った。

 

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そういえば、退院後からブログをめちゃくちゃ書くようになった気がする。動けない分、何かを発信したかったのだろう。

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2020年4月~現在 外圧によるstay home

ようやく今に至る。緊急事態宣言下、今度は自分の体に制限がない状態でのstay homeである。まぁ、服薬中だし肺周りの疾患経験者だから人一倍気をつけるところではあるのだが。

オンラインでもコミュニケーションを取る方法がある、というのは本当に救いになっている。普段からツイッター上で交流…ないし、「誰ぞやの活動」を眺めていられるので、閉塞感が無い。どうぶつの森で島民と交流したりお嫁さんと遊んだりフレンドの方々と交流する時間も尊い

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しかしながら、自分だけが外に出られない状況ではなく、「みんなが外出を自粛している」状況下において、いろんなお店が心配だ。行きつけのお店にまた遊びに行きたいが、この期間を耐えきれなかったらそれも叶わなくなる。できることが限られているのが、もどかしい。 dego98.hatenablog.com

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  行きつけのしずる、今はランチ営業のみ実施している。西梅田あたりで、必要急の出社をしている方は、ぜひ足を運んでほしい。

 神戸にあるへべれ家も行きたい。行きたい。

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娯楽的な意味ではどうぶつの森を始めゲームを楽しめる夫婦でよかったーと思っている。あとは、仕事周りではリモートワーク等働き方のアップデートに関して考えること、カタチにしたいことが多く出てきて、刺激が多い。

最近はbosyuの利用もしてみた。

 

こういう状況下、入ってくるニュースは悲しいものだったり、怒りに満ちたものだったりが多い。「なにか自分もやらなきゃ!」となってしまうこともあるが、一方で大事なのは、自分の心身の健やかさを保つことだろう。この状況下で、ありがたくも奮闘している方々が、スムーズにそれらを行えるように、足を引っ張らず、逆に過度に何かをしようとせず、手を煩わせない形でいることも、一つ重要な要素ではないか。

 

今のような不確実性の高い異常事態においては、何が正解かわからない状況が続く。「今までの当たり前」は大きく変わりつつあるのだろう。今までの当たり前に固執し、あるいはそれによる利権を享受できると思い留まり、ただ文句を言う外野は、現場で行動を起こしている人の足かせにすらなりうる。

 

「在宅勤務を優先させたらこうなると思うんですけど、これだと会社が止まりませんか? 満足にお客さんの対応できます?」。うん、満足にはできないと思う。だから、そこは上の方で輪番で出勤して、なんとかフォローしようと思う。「感染リスク」という目に見えない敵が相手なので、一刻も早く「出勤しなくても良い環境」を作りたいんだ。速さと安全を取ったから、どうしても犠牲になる部分があるんだ。君たちは知らないかもしれないけれど、我々管理職一同、先週末は全員出勤して朝から晩までこれを打ち合わせたんだよ。細かい現場の声は残念ながら入っていない。すまないが、取り入れる余裕もタイミングも無かった。憤りは分かる。不満も分かる。が、一度これでやってみてくれないか。ほんと、ごめんだけど。

砂漠の荒野に倒れても、長い鎖に繋がれても、明日は明日の風の中を - ジゴワットレポート

 この結騎さんの経験がリアルに目に浮かぶ。この状況をどうやって乗り切るのか。あれこれ考えて行動しているのに、その粗探しをされるとどちらも疲弊し、巡り巡って自分の不利益につながることがある。

何かしなければと、行動している人の足を引っ張ってばかりではいけない。まずは、「やってみないとわからないじゃない!」なのだ。 

 

※ただし医療等専門分野に素人がいろいろ介入するとか、そういうのは違う。