思い起こせば、子どもの頃から薬を飲むのが得意だった時期、不得意だった時期がある。粉薬がめちゃめちゃ苦手だった時期もあるし、ささっと飲めていた時期もある。錠剤やカプセルなんてチョチョイのチョイだった時期もあれば、なんだかやけに時間がかかる時期もあった。
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薬に勝つには短期決戦が必要だと思っている。
しかし、錠剤やカプセルを飲む時、「あれ、うまく飲めない!」という時がないだろうか。なまじ小さいだけに、「こいつを飲み込む」が難しい時がある。あるってばある。
水だけ飲み込んでしまう経験から始まり、「今飲んでも水しか飲めない!」と脳が制御してしまうことがある。長期戦になると、コーティングされていない錠剤は次第に牙を向いてくる。苦さがじわじわ染みてくるのだ。
コーティングされている錠剤(左)と、されていない錠剤(右)
錠剤を舌のどこに乗せるのが一番だ?
水を含んだ時、どこに錠剤があれば飲み込めるんだっけ?
そんな「ベストポジション」になるまで落ち着いて飲み込めない。そういった症状に陥ったことはないだろうか。え、ない?あ、そうですか…。
奥すぎるとかえって飲めないし、前だと遠いし…あれ?の図
何度も同じ商品の話をしてしまっているが、「らくらく服薬ゼリー」は錠剤を飲み込む補助もしてくれる。
飲み込みやすいゼリーを飲む際に、どさくさに紛れて錠剤が飲み込まれていく仕組みだ。ゼリーに包み込めば錠剤の苦味を味わうことなく飲み込むことができる。
以前の記事で述べたように、粉薬も同様にゼリーに包むことで、苦味を感じずに飲み込むことができる。
こんな素晴らしい商品なのに、開発背景には信じがたい社内事情を経ている。開発が難しかったとかいう話どころか、古参役員の嫌がらせや左遷などといった事情である。
老舗メーカーの中でも悪しきオブ悪しき習慣のような体制の中、会社を見限らず本製品を開発してくださった福居篤子さんには感謝してもしきれない。本当にありがとうございます。引き続き応援しています。龍角散。営業さんもっと広めてドラッグストアでの取扱をもっと増やしてもらってください…。