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グレイテスト・ショーマンを観てきた感想を書きたいけど書けなかった

映画「グレイテスト・ショーマン(THE GREATEST SHOWMAN)」を観てきました。

www.foxmovies-jp.com

 

結果として、終わった後に劇場版パンフレットを買い、サントラも買い、家では何周も聞き、口ずさみ、その夜脳内で演奏が止まずに寝付けなくなってしまうほどの影響を及ぼしています。

 

さて、この作品のレビューを読んでいると、ちらほら「映画としては微妙だが、音楽が素晴らしい」だの「なんだかんだで映画として納得できないことがある」などのレビューが見つかりました。いやいや、何を言っているんだ。この作品は「映画として」というフレームで評するのはもったいない。

 

ただ唯一、最初から最後まで、目の前で繰り広げられたショーに心躍らされた。その事実こそが全てなのだと。

 

theriver.jp

豪華キャストと注目のスタッフによるコラボレーションにもかかわらず、本作は当初、批評家からの厳しい評価を受けた。辛口で知られるレビューサイト、米Rotten Tomatoesでは約半分の批評家が否定的な評価を示して「55%フレッシュ」を記録。現地メディアに掲載された批評も、決して前向きなものではなかったのである。

 (中略)

ところがその後、観客の間で思わぬ動きが生じてきた。フォックスによる懸命なプロモーションからは独立する形で、ファンが『グレイテスト・ショーマン』の口コミをSNSで拡散しはじめたのである。しかもヒュー・ジャックマンをはじめとした豪華出演者の歌う楽曲が収録されたサウンドトラックは、ビルボードのアルバム・チャートを少しずつ上っていった。

 

この作品の面白いところは、この作品のストーリーの粗などをちまちまと評している立場と、心揺さぶられた観客の確かな熱狂という構図が、そのまま作中に現れているところだと思う。そういった目線で観ている段階で、この熱をフェイクだと決めつけてしまっているんじゃあないかな。

 さて、あらすじ…は公式サイトを是非読んでいただくか、予告動画を観ていただくとして


映画『グレイテスト・ショーマン』予告D

 

あまり内容に関してこの記事で触れることは考えていないのですが

うほー!となった点をいくつか。

 

冒頭から凄い

冒頭、20世紀フォックスのロゴが出る辺りから、ぐっと心を掴まれました。ショーが始まる!という感覚がすごい。ここからもうノンストップです。これは映画館のスクリーンと音響で鑑賞できたことを嬉しく思いました。

ヒュー・ジャックマンのキレキレっぷり

もうダンス・ダンス・ハットアクション!ダンス!

チームメンバーで舞台に向かってわーっと走る光景それだけで大興奮です。力技で興奮に巻き込んでいく。

マイケル・グレイシー監督ゥ!

監督、長編映画としては初作品だそうですね。マジかよ。じゃあ何をやってた人なの?と紐解いてみると、MVとか作ってました。ってなるほどなー!!なんという相性の良さだよ。ミュージカル映画においての楽曲パートを、これでもかと盛り上げていきます。楽曲自体も、そのシーンにばっちりあった内容だし、邪魔しないし、進行するし。それをこれでもかという演出でねじ込んでくる。そのクオリティがまたよいのなんの。みんなすごいよ…圧がすごいよ…

 

…ってここまで書きましたが、「うわぁー!!書けねぇー!!」ってなりました。書けば書くほど書きたいことから遠ざかっている気がする。

 

冒頭で心掴まれて、うわーショーが始まったぜ!!ってなって、ああこんな苦労している時代もあるのか…っておーい場面転換うめぇー!!娘がかわいい…健気…好き…お?お?今まで隠されていた人たちを表舞台に?でも反対も受けるのね?あ、フィリップ口説いてる!けどこれフィリップに論破されて決別?え?酒場のマスターかっこいいな!?フィリップのってくるんかーい!!ハモるんかーい!あああ胸が痛い胸が痛い…女王謁見…歌姫発掘…ああ、never enough…その歌をここで歌わせる意味…バーナムに似た心境なのか…いや…上流階級とのパーティ…見返したい思い…ああ胸が痛い…This is MEEEEEEEEE!!!!

 

っていう具合でした。一回の鑑賞でどこがどういいか、なんて書けねえよ。楽曲が全部素晴らしくてしょうがない。

 

ミュージカルパートの終わりに毎回拍手がしたくなります。

最後も、私の思ったような終わり方だったら観客から拍手が起こったかもなー。でもショーの終わりは、思ったものとはまた違う良い余韻を残したものとなりました。ああ、これはこれでね。

 

いやはや、それにしても映画のサントラが公式で配信されているので、太っ腹だなー!と思わざるを得ません。なのに売上チャート1位とか叩き出すからすごいよ。


The Greatest Show (from The Greatest Showman Soundtrack) [Official Audio]

 

サントラ、買ったら買ったでコメントもついてくるのでおすすめです。ラ・ラ・ランドチームと言いつつも、楽曲手がけたベンジ・パセックとジャスティ・ポールはラ・ラ・ランド以前から関わってるっぽいし、ラ・ラ・ランドでは作詞だけだったけどこっちではがっつりだし、ということも知ることができます。

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

 

 

ところでエンディングの背景に流れてたイメージボードめっちゃよくて、壁紙にしたいんですけど配信ないんですかね・・・

 

たぶんもう一度劇場で観るので、もう少し、こう、観た人同士で盛り上がれるネタバレ的な記事も書きたいと思います。

 A Celebration Of Humanityという言葉にシビれたとかそういうことも書きたい。