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在宅勤務が続く中で行った環境改善の中間報告

この数ヶ月の間、当社で在宅勤務が推奨され、徹底され、まぁ選んでいいよと変遷してきている。幸いにも私は出社がマストな業務がそれほど無いため、在宅でもある程度仕事を進められている。出社することがあるとすれば、社内にしかない機器での業務や、書類手続きにかかる業務だ。

また、私は昨年肺機能に関わる病気を患ったこともあり、無闇矢鱈と通勤するのを避けるようにしている。在宅の環境が長引く…というか、これからスタンダードになっていくことを見据えて、身の回りの環境を整えてきている。今日はその記録を紹介したい。 

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 椅子を買った。

今まではベッドに座って作業をしていた。2年ほど前にホームセンターで買った簡素な机&椅子セットがあるのだが、椅子が簡素すぎて長時間座るには適していなかった。

武田コーポレーション 【デスク・チェア・折りたたみ・ブース・受付】 デスク&チェアー セット DSKN-70NA

キッコンと折り畳めるタイプで収納性はあるが、背もたれが小さく、座面は小さく固く、これはしんどかった…ので最初から試しもしなかった。なんであの時こんなセットを買ったんだ。すいません。ローテーブルで勉強するのが億劫で買ったのに、安物買いをしてしまった。(勉強もはかどらなかった)

 

ということで、このテーブルのみを使い、ベッドに腰掛けて作業をしていた。すぐ寝っ転がれるという利点はあるが、背もたれがないこと、座面がふかふかなことが相まって姿勢があまりよくならないデメリットがあった。

 そこで買ったのがアイリスプラザのオフィスチェアだ。

4,980円でこの快適オフィスチェアが手に入るとは驚きだった。実際買ってみると、お値段以上の品質だと感じている。どこもかしこも椅子は品薄だが、幸運にもアマゾンで手配できた。今も色によっては在庫があったり、入荷が速かったりする。

組み立てる必要はあるが、30分程度あればできる。ただ、付属品の六角レンチはやや貧相だ。家庭に一つラチェットドライバーがあれば組み立ては格段にラクになる。左右にキコキコやるだけで締められるラチェットドライバーは素晴らしい。そして楽しい。 

 

この椅子はアイリスプラザの公式サイトからも購入ができる。(配送が遅延している、とも書いてあるので、注文の際は余裕を見てほしい)肘置きが不要の場合は、もう少しお値段を抑えて購入もできる。

どちらにも可動式の腰サポートバーがついているのがポイントだ。

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(画像はamazon商品説明ページより)

これが座姿勢をそっとサポートしてくれる。助かる~~。

気になる点をあげると、新品だからか、座面が少しツルツルなところだ。通気性を殺したくないからクッションを敷くのも違うかなぁ…と思いながら悩んでいる。まっすぐ座ればなんら問題ない。斜めに座るのはそもそも姿勢がよくない証拠だな…。

 ディスプレイとディスプレイアームを買った。

会社から貸与されているPCがsurfaceという、ちょっとこぶりなPCだ。持ち運び用を想定していたので、それは仕方がない。それをメイン機として扱うには、ややしんどいものがあった。

ディスプレイとマウスとキーボードを別途購入した。それはこの記事でも書いた。

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 しかし、机が小さい中ではディスプレイもまぁまぁ場所を取る。

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surfaceと並べることすらままなっていない。当初はsurfaceを諦めてディスプレイ側だけつかっていた。

 

そこで、ディスプレイアームに手を出した。 

 アームって実際どうなの?と思っていたが、これが大正解だ。すごいぞアーム。まず何よりかっこいい感じの空間ができあがる。次に机の上が広々使えるようになる。

 

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モザイクのかけかたが雑すぎる珍妙な画像になったが、こんな感じでsurfaceとディスプレイが並べられるようになった。上下配置、クセになる。

 

先程の椅子と合わせるとこんな感じになる。こうなると、いよいよ机の貧相さが目立つようになってきた。貧相さは目立つが、そんなに困ってはいないので良しとしている。

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ワイヤレスイヤホンマイクを買った。

 いやあああああairpods proと延々悩んだ。悩んだけど、有線イヤホンマイクがめんどくさい、ということが一番の悩みだったので、ソリューションとして力を発揮できそうなAnker Soundcore Liberty Air2にした。8千円程度だからお試しだ、の気持ちもある。

PCにスマホに会社スマホに…と使いたいシーンが多すぎるので、もしairpods proがどうしても欲しくなったら、用途を分けるのもイイネという割り切りだ。

片方だけで使える、ということと自分の聴力?に合わせてイコライザーをカスタマイズしてくれるというのがおもしろかった。

↓細かい話はこの記事が参考になる。

www.appbankstore.jp

 

難点と言うか、これは相性だが、いわゆる耳栓型で遮音するので、自分が喋る声もくぐもってしまう違和感がある。(それを言っちゃあおしまいよ)あとイヤホンピースの中ぐらいは「ぴったりだけどほんの少し圧迫感…」小さめサイズは「スカスカ…」という感じで、自分の耳のサイズがややこしい。これは個人差があるだろう。

ただ、前述の通り片耳だけでも使えるので遮音遮音せずそれなりに自然に使えることと、ハンズフリーは本当に助かるな。ワイヤレスイヤホンの指向性マイクほんま意味わわからんな。片耳につけてうろうろしているだけで、なんかそれっぽくなるから良い。電話がかかってきたらイヤホンをトントンして通話に出る。おおお、かっこいい。かっこいいぞ…!

 

airpods proの何がすごいか、みたいなのも同時に痛感した。外部音取り込みモードは素晴らしいんだな。これは耳栓的に遮音するから、音楽を止めていても遮音されている。外の音が聞きたいときは外す必要がある。airpods proの外部音取り込みモードは、つけながらも外の音が聞ける。「イヤホンの中の音と外の音を一緒に聞ける」ことが最大の強みなのだろう。ノイキャンもすごいが、ノイキャンよりも「外さなくても会話ができる」ことこそがすんばらしい気がしてきた。

 

オンラインでも相談しやすい場所を作った。

最後に、物理的な環境ではない話を。

バックオフィス部門はよく相談や問い合わせを受ける。オフィスでは人事のエリアに来て担当者を探す…をしたり、内線電話をかけて誰かが出る…ができていた。

今はそうでもない。直接担当がわかればメールで聞けるが、ちょっと億劫なこともある。受け取る担当者も、担当が違う場合はそれを誰かに聞く…など遠回りになる。グループのメールアドレスでなんとなくそれで対応していたが…あまり「他の人がどう回答したか」を探すのは手間でもある。

「そういう問い合わせチックなことはオープンの場でやろう」と思ったので、全社横断型のチャットスペースを作った。誰でもいらっしゃいませの雑談スペースだ。(Microsoft Teamsのチーム機能を使っている)全部署横断のチームが活発かどうかでいうと改良の余地はあるが、あったらあったで機能するのでおもしろい。

 

ここが、ちょっと困ったことを気軽に相談できる場所として機能している。何も人事や総務が回答しなくても、過去に解決したことがある他の社員が回答しても良い。疑問&回答&解決のセットが「ここにある」だけで、他の人にも役立つ。「疑問と回答」をオープンな場で行うスピード感ある場所として活用できている。これらで蓄積したQAは今後の運用の際に注意したり、QA集を整備したりするステップが次にある。

 

もちろん困った相談だけではなく、在宅勤務での気付きなどのトピックスをつぶやいたりと、「雑談」の場所として使っている。人事にいると現場のリアルな悩みになかなか触れがたいし、逆もまた然りだろう。社内のノウハウやナレッジを使い倒すと、自分の仕事もラクになるし、発見もある。

気づいたのは、エクセルの操作、windowsの機能など、そういったレベルでも人によっての知識が全然違うのだ。この辺の底上げは、結構馬鹿にできないほどの業務改善につながる。

 

(自分が/同僚が/部下が)在宅勤務だとなかなか相談できない、相手の状況がわかりにくい…というのは確かだが、だからこそこちらから声をかけたり、関心を持つ必要がある。相手が○○してくれない、とばかり嘆いていても進展しないのだ。

だったらこっちから聞けばいい。こちらから言えばいい。「それが言いにくい環境」みたいになってるなら、それを改善していく必要がある。言いたくなる環境にするにはどうしたらいいのか。報告を義務付けるだのそういったルールばかり作るのではなく、それらを言うことによって業務がどう改善するのか、自分も相手もどうやりやすくなるのか、そういった納得感をもたせたい。

 

今後の仕事は出社する人もいれば、在宅の人もいるような状態になるだろう。この時重要なのは「出社が主で在宅が従」みたいな関係性にしないことだ。

 

「在宅の人も、出社している人も一緒に仕事を進めるには」という視点でこれからの業務を進めていきたい。とはいえ全ては試行錯誤だ。だからこそ、「こうされるとちょっと困るな」といったことは言っていきたいし、言いやすい環境を作っていきたい。

 

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