羊毛フェルトなのかニードルフェルティングなのかフェルティングニードルなのか表現がよくわからないけれど、なんだか新しい趣味が増えました。なぜ始めたのかと言えば、それは衝動に駆られたとしか言いようが無い。
編み物の先生をやっている母が家で数多の作品を作り出しているのを見ていたり、お嫁さんが刺繍に目覚めていろんな作品を生み出したりしているのを身近に見ていて、「自分が欲しい物を作る」ということへの憧れが自分の中にあったのかもしれない。
PieniSieniさん著「立体刺繍で作る12ヵ月の花のアクセサリー」12ヵ月分できたわよ〜!!! pic.twitter.com/rNFwS2LJjZ
— へなちょこ (@0zrs0) December 18, 2019
とにもかくにも、私はちくちくし始めたのでした。
なぜ羊毛フェルトなのかというと、絵はかけない、編み物やステッチについては「針と糸」が苦手→そういえば大学の時遊びで一度羊毛フェルトしたことがあったな→とりあえずやってみよう!と早速手芸屋さんに行きました。
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現在の制作環境
道具たち
ハマナカさんのスターターキットで、ニードルとマットを。羊毛たちはsuicaペンギンのジッパーバックを。
Suicaのペンギン ジッパーバッグ| 紀ノ国屋 e-shop|スライドジッパーバッグの通販なら紀ノ国屋の e-shop KINOKUNIYA
キットにニードルが2本付いているので、2本セットして同時に使うこともできますが、当面1本刺しで行こうと思ってます。広い範囲をざくざくやるなら2本が良いんですが、均一な形を作りたい!みたいなときに、いらんとこまで刺し固めてしまうようで、最初は思ったところを刺すことを意識してやっていきたいですね。
何度も何度も指を刺してしまうから、フェルティングニードル用指サックも買ったんですが、なんだか全然指に合わなくてストレスでしかなかったので(曲げるとき全然フィットしない)、写真の指先にはめるタイプを買い直しました。2指使えてこっちのほうが断然やりやすかったです。「毛玉をつまんでチクチクする」が超やりやすくなった。
素材
キットの都合上、ハマナカさんの「アクレーヌ」から始めてるんですが、その後「フェルト羊毛」や「ニードルわたわた」も買い足しました。
羊毛フェルトとアクレーヌの違い | okadaya溝口ノクティプラザ店 | 生地、手芸用品のオカダヤ(okadaya)公式ショップブログ
アクレーヌはなんとなくまとまりがあって、羊毛は「羊毛!」って感じですね。羊毛はアホ毛が出やすい気がする。羊毛フェルト、アホ毛が出るのはしょうがないとは思いますがね。遠くから見ればいいのですが、近くで見ると毛が表面からピンピンしてしまうな。
アクレーヌは繊維の密集度が違うので、ベースの色を隠すのが難しい気がします。白でベースを作って、黒いアクレーヌでそれを覆ったりするとすごい色ムラが出る。白ベースが見え隠れしてしまう。……まだまだやり方が悪いんだと思うのですが。あとアクレーヌ高いから大きな作品を作る際は、やっぱ羊毛をドーンと使ったほうがいいわ。
あと羊毛とアクレーヌの仕上がりのぷにぷに感は違う気がしますね。
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1ヶ月目の作品集
キットのインコ
最初に作ったのはハマナカさんの作品キット。
最初の作品。形を作るのと、手やくちばしをくっつける基本を学びました。まんまるじゃなくて、五平餅みたいな形してんなこの子。
ツイッターのおともだち
2作目。一つのキットでインコ2羽作るはずが早速違うの作る悪い生徒だ。立たせたいと思ったけどサイズ感間違えて座らせた。
楽しくなって追加の羊毛と、参考資料を図書館で入手。勢いが凄い。
カラスのパンやさん(とスライム)
須佐沙知子さんの「羊毛フェルトで作る絵本の主人公」を参考に、カラスのパンやさんを作成。
2日目で挑むようなアレではなかったけど、なんだかそれっぽいことにはなってくれてよかった…。とても楽しかった…。(半日くらいかかった)
ぺたんこだけとちょっと立体の女の子
立体だけじゃなくて、半立体…ぺたんこな作品も使い勝手が良さそう!と思って、CISEAUXさんの「ぺたんこ羊毛フェルト」を参考にしてみたり。
線を作るのが超難しい…!「毛を細く撚って刺す」なんて簡単に言われましても!という感じ。
おにぎりブローチ
試しに作っていたおにぎりがイイ感じになってくれたのが嬉しくて、ピンをくっつけてみました。…おお…こうやってハンドメイドアクセサリーのような何かが出来上がって行くんだ…!
ユザワヤや貴和製作所が超楽しい場所に化けました。すごいぞ!!
どせいさんとニンテンドースイッチ
かわいくできたどせいさん。ワイヤーを黒で塗って刺してみた。ちょっと使い勝手が悪いので、最初から黒いワイヤーやテグスがほしい。どこで買えるの?
ニンテンドースイッチを作ってみた。普通…なんていうか動物とかを作って行くんだろうな…。なんでスイッチ作っちゃうんだろうな…。(スタンドまでつけちゃう)
いろんな作品を参考に
シノザキさんのテンプラザムライ。ファンアートってこういうことか!みたいな。個人の楽しみの範囲で…こう…好きを作っていっちゃう気持ち…(個人の楽しみの範囲で作っていきましょう)
モクロー!!丸くて簡単だ!と思って作り始めたけど、案外難しかった。黒目入れた時点では「これはアカン」と思っていたのに、白を入れたら命が芽生えたのでびっくりした。こういうのが楽しいなぁ。
ツイッターのおともだちの作品「はたらくいきもの」立体版と、平たい版。
きむらひろき先生の「タートルねっこ」。タートルネック感…というかそもそも服を着てる感を出すのが難しい。あと耳を後から付ける場合、左右を合わせるのが本当に下手。目も左右でガタガタになってるなぁ。適当に刺し始めすぎなのかな。
北野詠一先生の描く猫。まんまるーんとしたのを再現したかったのに、目口をつけたら輪郭がくっきりできてしまって、ちょっとコレジャナイ感が出てしまいました。もっとまんまるさせたかったなぁ。
机に置けそうなグッズをイメージした羊毛フェルト
ちょっと色気を出して、「実用性のあるグッズみたいなのもありなんじゃね?」と試作した「ペン立てもつペン」。これペン立てじゃなくて歯ブラシスタンドなんですけど。ペン立てを抱えさせたら可愛いんじゃないか?と思ったのですが、思ったよりスタンドが大きくて抱えきれないという。
でもなんとなーく、なんとなーーーーく良い感じじゃないですか?
ブローチ!ブローチ!
これもお友達を元にした作品。目はパーツを入れるのか、黒を刺すのかで全然印象が変わってきますね。これは深淵を見つめる目。平べったい作品をブローチにするのはクセになりますね。楽しい。
衝動に駆られた最新作
勢いに任せて岸田さんの描いたトナカイを作ったのがこちら。今まで苦手だった「他のパーツを付ける」がびっくりするくらいうまくいった。ツノは細長いのを作ったところにテクノロートを刺して、そこに短いツノを合体させて、頭頂部にテクノロートのあまりを差し込んで作っています。
昨日の記事の続きがこちら。絵を描くのって楽しいね!!!https://t.co/2VQtrMp86V
— 岸田奈美 (@nami_mirairo) December 24, 2019
目の虚無感が足りなかったので、ちょっとやり直しました。
作り始めて1ヶ月足らず。紹介しきれない作品もあるくらい、凄まじい勢いで作品を生み出しまくっているので、こりゃハマってますね。既存のキャラクターだったり、道具だったり動物だったり、いろいろ試していきます。生き物じゃなくても、イイ感じに丸めた毛玉をヘアゴムに、みたいな商品も世の中にはあるし、そういった作品感性も磨いていきたいなぁ。
糸井さんの目に届くなんてことがあるんだな…