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感想「ゾンビランドサガ」 ゾンビだからこその哀しみと悩みと不退転の決意に快哉を叫ぶ

書き始めて「あ、これ”かいさい”」なんだな。と再確認しました。

慣れない言葉も使ってみないとわからないものですね。

 

さて、今更ゾンビランドサガを見ました。見た上でべらぼうにハマってしまって、おすすめする記事とかを考えていたのですが、これ「おすすめ」のポジションで記事を書くのめっちゃ難しいですね。「あんま知らないまま1話から見てくれ。」という気持ちになります。だってタイトルとロゴから、こんな内容のアニメだなんて誰が想像できるんですか。このあらすじも「なるほどわからん」としか言いようがない。

いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。死して蠢く、ゾンビによって……否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”少女たちの願いは、たった一つ。「私たち、生きたい。」これは、少女達が起こす奇跡の物語(サガ)。MAPPA×エイベックス・ピクチャーズ×Cygamesの3社が偶然にも手掛けた100%肉汁オリジナルアニメが誕生!年齢も性別も時代も超えて、びんびんに刺激する『新感覚ゾンビ系アニメ』の幕がいま上がる。©ゾンビランドサガ製作委員会

 https://www.amazon.co.jp/dp/B07J1ZQ6LP/ref=dvm_jp_pv_sl_go_003_137_319643818559_mk_tSPuEGvn-dc_sd_&tag=pv-ps-gdni-pv-003_22


オリジナルTVアニメ「ゾンビランドサガ」PV

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ゾンビ(一回死んでいる者)だからこその哀しみや、だからこその強み、「諦めなければ夢は叶う(ゾンビだけど!)」みたいなぶっ飛んだ説得力は、日常の悩みなんて吹き飛ばしてくれる爽快感があります。ゾンビだけど。

 

ゾンビランドサガ、今ならアマプラで閲覧可能です。ダウンロードも可能なので、出張のお供にもできますよ!私は新大阪東京間でずーっと見てた。見終えたあとも、特定の場面をずーっと見てた。狂気かよ。

 

・開幕数秒で「あ、ぶっ飛んでるアニメだな。」となる。

・宮野さん楽しそうだな

・方言かわいい

・2話目にお披露目となるオープニングテーマで「あ、ぶっ飛んでるアニメだな」と再確認する

徒花ネクロマンシー(TV size)

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  • フランシュシュ
  • アニメ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 ・2話目クライマックスで心鷲づかみ

 

↑とりあえずこんな感じ。あとは怒涛の視聴で、7,8,9,12話にいたっては何度見たかわからない…。

 

以下ネタバレで感想を書き散らかしました。

未見の方は、できればちょっと見てから読んでほしい。 

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 でご「ゾンビになった女の子たちが、アイドルとして佐賀を救うアニメなんだけど」

お嫁さん「ちょっと何言ってるかわからない」

でご「そう思う」

 

ハテナマークを頭上に浮かばせながらこのイカれたジェットコースターに乗って見始めたこのアニメですが、いつの間にかハテナマークを放り投げ、なんならペンライトのように振り回しながら彼女たちの進撃を応援していました。

 一回死んでしまった設定により

・「異なる時代を異なる生き様で過ごした、バックグラウンドがバラバラの子たちが一堂に会する」ミラクルが生まれる

・死んでしまった事実が現実にはあり、残されたものの哀しみは残るドラマがあり

・死んでしまったけど今生きている(ゾンビだけど)からこそ、立ち上がれる吹っ切れ方がある。

ぶっ飛んだ内容でありながら、これらの要素がうまく盛り込まれていて、「やられたなー!」となります。やられたし、泣きそうになるし、最後はうおー!と叫びたくなる。

作中に出てくる歌、「一度死んだ身」だからこそ説得力マシマシで歌える部分が多くて、というか「一度死んでいること」の事実が、視聴者に力強く、そして切なく聞こえる部分が多すぎる。

ストーリー的にも顕著なのが8話。死別した父と出会ってしまう回。

リリィがメインで歌うto my dearestの「あなたといた世界 あなたのいない未来」なんて、この回の話を見ていたら泣くでしょ…。演出も相まってすごく辛い回です。

 

ゾンビになって、いきなりアイドル活動なんて…という戸惑いから始まり、愛と純子の世代の違いからくる「アイドルのあり方」の違い。死別した人たちとの再会を乗り越えてアイドルとして活動していくことの決意…。

記憶を取り戻し、あまりにも「もってない」体質のさくらの絶望(諦め?)に対し、「失敗や後悔を全然ダメとは思わない」と力強く言ってのける愛。それはかつてさくらがアイアンフリルのファンになったきっかけでもあり、そして今自分を立ち直らせる言葉になるなんて。

・・・・という変遷を経ての、12話「ヨミガエレ」。

「何度でも何度でも立ち上がれ 諦めなければ終わりは始まりへ変わる」

もう最高ですね。ゾンビ時代の記憶を取り戻した後、最後のサビでさくらが力強く歌うシーンだけアップにしているのがたまりません。ここでさくらが迷いなくこの歌詞を歌い切るところ、11話、12話とモヤモヤしてきたところを全て切り裂いて、興奮の絶頂へと導いてくれる。

 

12話は何度も何度も見てしまいます。 

他、挙げればキリがないのですが

6話の愛と純子騒動を経ての7話の持っていきかたも最高ですし、何より愛の「cut in☆」が可愛すぎてどうにかなる。

8話リリィ回、ステージ衣装がガラッと変わっていて可愛すぎる…。なんだかんだでアイドルやってるサキちゃん可愛い。サビでリリィとさくらがお互い見合っての振り付けも可愛い。

9話サキ回、特攻の拓過ぎて笑ってしまうし、最後の氣志團感あふれる歌がいい。愛ちゃんがぴょんぴょんしていて可愛いし、みんなの特攻服姿も素敵。

12話のライブ衣装もいいよね…「FLAGをはためかせろ」冒頭の純子ちゃんかわいいし、後半サビでの「フレーフレー振れーレッツゴー!」のとこのサキちゃん可愛すぎませんか?ゆうぎりねえさんの振り付けもいいし、たえちゃんがさくらあむあむしているのもやばい。

 

いろんな意味で裏切られた作品でしたが、めちゃめちゃハマってしまいました。オープニングでの「前回のあらすじ」からオープニングテーマと映像の頭おかしい感じ(褒めてる)、テンポのいいストーリーと魅力的なキャラクター達、ゾンビ設定だからこそできるなんでもアリ感、年齢バラバラだけど個性的なみんなの絡み、伝説の山田たえ、自由奔放な宮野さん、耳に残るそれぞれの劇中歌…エトセトラ、エトセトラ。

確実に続編があることを匂わせる終わり方だったので、二期を楽しみにしています。二期はリアルタイムで見たいなー!  

 

BD特典だった、各楽曲の音源+新曲が収録されたベストアルバムが発売になりましたよ!レッツバイ!!