ネタバレ:合格した
受かりました、第二種衛生管理者。
何かと人事労務関係の仕事を4年以上やってきて、そろそろ持っておいてもいいよなーと思っていたので、とりました。正確に言えば、資格保持者の数の都合上早いこと取らねばならぬという危機感が会社にあったので、取らせてもらいました。ラッキー。
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いいですよ、衛生管理者。50人以上の事業所には一人以上必須なので(それ以上の数に応じて必要数が増える)持っているだけで重宝されることがあります。
常時50人以上の労働者を使用する事業場では、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、衛生に係わる技術的な事項を管理させることが必要です。
一種と二種の違いは、一種はより広範囲の業種に対応できること。
大雑把にいうと「結構危険がいっぱいある業種」です。建設業とか製造業とか。
近年群雄割拠のごとく起業やスタートアップだで目立つIT系とかは二種で十分なので(一種ほど試験範囲が広くない)、持っていると引く手が…?あまた…?
なお、受験資格を得ること、その証明書を集めることが結構大変なので、申し込むのが結構めんどくさい資格でもあります。
さて、資格の取得なんて久しぶりなのと、試験会場が割とアクセスが悪いところにある衛生管理者試験なので、「初めて行くけど大丈夫かな…」と不安になる、関西の受験者向けに、加古川の試験会場への行き方も説明します!他の地方の方はがんばってください。
- 試験会場って加古川だけなの?
- 試験会場への行き方
- 私の受験対策
以上3本でお送りします。
1.試験会場って加古川だけなの?
基本的に月に3回ペースで加古川(JR加古川駅からバスで10分くらい)の「近畿安全衛生技術センター」(後述)での実施ですが、年1で各都道府県を行脚してます!やったぜ。
出張試験の案内によると、だいたい夏〜冬にかけて、ピンポイント日程で実施されます。すべての試験会場のアクセスがいいか、というとそれもまた疑問があるところですが、加古川一択よりかはだいぶ助かります。兵庫の北の方とか和歌山とか奈良の人が加古川行くの大変すぎないか。他のエリアの出張試験を受けたほうがアクセスいいかも…?
2.試験会場への行き方
試験スケジュール的に加古川に行かねば!という方向け。
JR神戸線、京都線、びわこ線沿線の方には、「快速 加古川行き」等でおなじみ、JR加古川駅…から加古川線に乗り換えるかバスに乗るかタクシーに乗るか になります。
加古川駅は三ノ宮駅から約30分、大阪駅から約1時間、京都駅から約1時間半です。
"JR加古川線に乗り換えて2駅目の神野駅下車[約10分] 下車後、徒歩18分{1.4km}"となかなか遠いです。遠すぎる。
加古川線は30分に一本程度のかわいらしい路線なので、記念に乗っておいてもいいかもしれません。
駅から18分歩くのも大変なので、加古川駅からバスに乗っていくのがいいかもしれません。
カッコイイバス会社名として名を馳せる(?)「神姫バス」で「試験センター前」というバス停までいけます。そこからだと徒歩5分!
加古川駅の改札を出たところ。乗りたいバスは北口から出ています。VIERRA加古川という商業施設では軽食をとることができます。午後の試験の場合は昼前にここで軽く食べていくのがいいですね。
バスで行こうとする方々は割とわかりやすい上に、試験に程よい時間帯は限られているため、だいたいバス停が混み合っているのでわかりやすいです。
(意味もなくおしゃれ加工した写真)
バス停を降りてからが意外と大変。
試験センター前と言いながら、そんなに前じゃないエリアに降ろされます。
降り立った方々が「……。で…?」という面持ちでウロウロしてておもしろかったです。私も困った。スマホの地図上では近いんですが、なにせここ線路をまたぐ高架があったり、その横の道があったり、センターの方角はわかるけど、どの道が正解なの!?と初見だとわからない。
この道が正解。高架を登っていくと、「センターこっち」の看板と階段があり、そこを降り、高架の下を通ってセンターに行き着く。ここから先は自分の目で確かめてくれ!!
と、まぁバス停からは5〜10分くらい歩けばつきます。
肝心なのは帰り。
なので、タイミングが合わないとめちゃめちゃ待ちます。
試験会場を出たらタクシーがたくさん待っていたので、いっそ乗ってしまう方が楽だったかもしれない。第二種衛生管理者試験、3時間ありますが小一時間で終わるので、早いこと退出…と思ったらバスを1時間待つ、なんて悲劇もありえます。
3.私の試験対策
衛生管理者を目指す人…というか、受験資格を持つ人なら、ある程度試験範囲と業務が一致していたりすると思うので、そこまで抵抗なく試験勉強ができるんじゃないかと思います。
使った教材はこちら(の最新版)。書店でチェックして、項目ごとの解説がわかりやすかったのと、「こういうの試験に出るよ」というポイントがわかりやすかったのと、最後に演習がついていたのでよかった。あと1日これだけ!と範囲を決めてくれていたので目安にできてよかった。2種の範囲だけなら4日間でいけます。たまに語呂合わせのダジャレをゴリ押ししてきて笑う。
参考書の類は相性もあるので、好きなのを選んだらいいと思います。肝心なのは過去問。
(使ったのは上記。最新版が以下の本ですかね)
解答の解説がわかりやすかったので、理解を深めるのに役立ちました。
もちろん業務に係る資格なので、試験ありきで勉強するわけではないのですが、試験は試験です。
覚えてきた条文や、各種規則が「どういう問われ方をするのかな?」を把握するのはほんと大事。「産業医を選任する必要がある事業所規模」は覚えたけど、どんな問題でそれを確かめてくるのかな?とかね。
過去問をやることで、問題の傾向にも慣れるし、それによって知識が定着します。
テキストを1から100まで読み終えてから取り掛かるより、テキストをざっくりやって、過去問にチャレンジし、解答と解説を読んで理解して、わからんぞ?となったらテキストに戻る…というサイクルがいいのではないでしょうか。
4日間のテキスト範囲!と思っても、あてもなく「覚えるぞー」と勉強するよりかは、過去問で対戦相手の傾向を見てからテキストに帰ってくるだけで理解の度合いが変わりました。
試験対策と試験の流れが久しぶりで楽しかったです。次こそは社労士とりたいなー。(今でこそ過去問過去問言いますが、今年の社労士試験では過去問やらずに本番に挑んで爆死しました)