"私たちを楽しませようとしてくれている人たちが、楽しんでいるのが嬉しい”
この感覚は、好きなアーティストのライブに行ったときに気が付いた。
・そのアーティストの歌が好き
・生で聞いてみたい
・生でパフォーマンスを見たい
そういった前提のわくわく感がある中、いざその場を体験すると、私の中の喜びはいくつかに分類されるような気がした。
・この歌をライブで聞けた!という感動
・ライブならではの、CD音源とは違う圧倒的な迫力と熱さ
・ただ聞いているだけでなく、一緒に歌ったり、踊ったり、思い思いの楽しみ方をする観客との一体感
こういった要素がライブの魅力であると思う。
同時に私が喜びを感じるのは、アーティスト同士…それは、その舞台を支えるバックバンドも含めて、一緒に楽しんでいる光景を目の当たりにした時だ。
アーティスト同士がかけあいをしながら演奏する。
バックバンドが、演奏しながら楽しそうに口ずさんでいる。
アーティストとバックバンドが一緒になって演出をしている
これに、私は感動する。プロの力に心を打たれる。
ここに集まったファンと同じように、そのアーティストを好きになっている。
自分たちの歌のように歌い、演奏に熱を込めている。そうした方々が集まってチームが生まれている。
私たちが好きなアーティストは、そんな仲間を持っているんだ。仲間を集める魅力が在るんだと再認識できる。
私たちが好きなアーティストを、バックバンドの方々も信頼し、プロとして向き合い、ステージを作り上げている。
念願の歌が聞けた!という喜びや、その歌に秘められた思いに感情移入すること以上に、私は目の前で繰り広げられる、プロ同士のチームワークに心を動かされているような気がする。
バックバンドという言葉を使っていたが、これはライブを作り上げるチームと言った方が良い。「楽曲披露」の場ではなく、楽曲をコンテンツとして、「それをライブという場でどう届けるのか」をチームが一丸となり、舞台を作り上げている。
ライブが終わった後、さわやかな気持ちとエネルギーをもらえるのは、そのアーティスト、チームと共に一つのエンターテイメントを観客として楽しめているからかな。なんてことを思った。
私はライブに歌を聞きに行っているだけではない。その歌を通じて楽しむ体験を味わいに行っているんだなと実感した。
そういった楽しみ方まで提供してくれたのは、ゆずのおかげだなぁと思っている。
ゆずはチームとライブを作り上げている感がとても伝わり、歌の良さ以上の感動が心に残る。
ゆず DVD / Blu-ray「LIVE FILMS ゆずイロハ」ダイジェスト映像