はじめの一歩1203話は、ある意味で森川先生の平常運転に戻ったように思う。
前回の記事であんなに危険性を説いていたが、すぐさま永い眠りにつくような展開ではなく無事に目を覚ました一歩。
会長の「終わったんじゃ…」という言葉と支え。
心を決めたような顔で、ドクターの制止を拒んで「ちゃんと挨拶がしたいんです」と
拍手を送る観客へお辞儀をしてリングを去る一歩
控室で険しい面持ちの鷹村。・・・・という話で終わります。
週マガ52号発売です!
— 『はじめの一歩』担当 (@hajimenoippo100) 2017年11月29日
「はじめの一歩」も載ってます。
一歩の再起戦の悲しき結末。
観戦していた者たちの胸には様々な思いが。
単行本119巻も好評発売中です! pic.twitter.com/p6GfeBhCAv
ページ数も減ページ
進んだストーリーと言えば「一歩が起きてリングを降りた」だけで1話が終わったと言える遅い遅い展開です。
しかし、こういった、1話の展開はゆっくりながら、いろんな重たさを持たせる回は今までもありました。
とりわけ今回、会長の「終わったんじゃ・・」という言葉は重たく
会長、一歩、宮田…鷹村それぞれの胸中に何かが宿り、筆者もそれを込めて書いたような回でした。
今回でいきなり一歩が意識不明になったり、鷹村戦も終わって数日後の話になっていたり…
という、それこそ「急ピッチの打ち切りエンド」じゃなくてよかったなと思います。
ある意味いつも通りの描写の仕方に戻ったことで、「一歩がパンチドランカーを認め、敗北した」これからのストーリーになっていくのかな?という方向性が見えたような気がします。
(これで、次の鷹村戦がいつも通り数話割かれるのか、一気に終わるのか、終わったテイで時間が飛ぶのかが注目かな…)
…といろいろ書きましたが、今回のような悲痛な出来事が起きたあと
どんな展開を持ってくるんだろう。我々の思っていたような一歩の道は閉ざされてしまったように
見えますが…。